「んん……っ! ふぁ……っ、んあああ……っ! や……っ」
機械の動きに合わせて、ミナハの口から艶を帯びた声が漏れる。秘所の中の性感帯での絶頂を覚えた彼女のからだは、もうその場所への刺激に快感を感じてしまってどうしようもなかった。男に操られるように、拘束台の上でミナハはからだを反応させてしまう。
「こんなザマなのによく否定できるなあ。縛られてGスポいじめられて、気持ちよくて仕方ないんだろ?」
「……っ、ち、ちがう……っ、んんぅ……っ!」
何回絶頂させられても、ミナハはそんなことを認めるわけにはいかなかった。喘ぎ声を上げながらかぶりを振るミナハを、男はバカにするように笑う。
「へえ。こっちも忘れてないよなあ」
男がリモコンのボタンを操作すると、彼女の胸に吸い付いたままだった機械の動きがまた激しくなる。
「ひゃう……っ! や、やだ……っ! んああ……っ!」
度重なる刺激で敏感にさせられきっていた胸の先端を、ブラシが撫でまわしてくる。その場所だけで絶頂させられてしまったような弱点のひとつなのに、膣の中の弱いところと同時にいじられて、ミナハが耐えられるはずもなかった。
(……っ、さっきイかされたばっかりなのに……っ)
男に絶頂させられ、ひどい言葉でなじられる──その悔しさが頭をよぎる。しかし、その二つの場所への刺激に、ミナハはからだをくねらせながら声を上げてしまう。そして──
「んうぅぅ……っ、やだぁ……っ、んんんんぁ……っ!」
またミナハのからだがビクリと震え、秘所がひときわ大きくヒクついた。そして糸の切れた操り人形のように、がっくりと脱力する。そんな彼女の様子に、男は哄笑した。
「へへ、またイったなあ。乳首もマンコも弱すぎだろ」
「……っ、ああ……っ! んく……っ!」
ミナハに絶頂を味わわせたにも関わらず、男は機械の出力を弱めなかった。無機質な機械は、胸の先端と彼女のGスポットを苛み続ける。そして、男は彼女にさらに追い打ちをかける。
「へへへ……まだ弱点が残ってるよなあ」
「……っ」
痴漢男にその場所を何度もいじられたミナハには、それがどこのことなのかすぐに見当がついた。男にいかがわしいローションを塗られてから、もう二度と触れられたくないと心の底から思っていた場所だった。もう快感が抑えきれないほどなのに、これ以上の刺激を秘所に与えられると思うと、ミナハの心にまた怯えがちらつく。
「や……やめて……っ!」
震える声でミナハはそう言った。しかし、強気だった彼女のそんな様子は、男の嗜虐心を煽るだけだった。
「へへ、そう言いながらずっと勃起させてるじゃねえか。ほんとは弄られたいんだろ?」
男はミナハにそう囁きながら、手に持った機械のもう一つの出っ張りを、彼女の硬くなった陰核にあてがった。機械は先端が口のように空いていて、そこに彼女の小さな突起はすっぽりと隠れてしまう。
「……っ」
陰核に硬質なプラスチックの感触が触れ、ミナハは身構える。男が手元にあるもう一つのスイッチを押すと、機械が彼女の陰核を飲み込むように吸い付いた。
「ひゃうっ……! んああああ……っ! 」
ミナハの口から子猫のような悲鳴が上がる。陰核を吸われる──男にからだを許したことがなく、自慰行為もめったにしない彼女にとって、その刺激はまったく未知のものだった。知らない感覚に、ミナハのからだは拘束具を引きちぎろうとするように身悶えする。
「おいおい、あんまり暴れると膜が破れるぞ? まあ、どうせすぐ破っちまうけどな」
男はそんなミナハを冷やかしながら、機械で彼女を責め立てた。こんな形で処女膜を失ってしまうなんて、そんなこと絶対に嫌だった。それなのに、陰核への刺激は、鋭い針のようにミナハのからだを突き抜けて──快感に踊らされる自分のからだを抑え込むこともできない。
「や、やだぁっ! こ、これだめぇ……っ!」
いつもの凛とした彼女の姿からは想像もつかないような甲高い声を上げて、ミナハは悶える。そして、陰核に刺激を与えられ始めてからたった数十秒で、ミナハはまたあの屈辱的な感覚を味わわされてしまう。
「だめぇ……っ、ひゃあああああああっ!」
ミナハはからだを仰け反らせながら、ビクビクと痙攣する。乳首と、Gスポットと、陰核──敏感な場所を一度にすべて刺激されて絶頂させられて、理性が吹き飛んでしまいそうなくらいの快感がからだに走った。
「すぐイったなあ。でもまだ許してやらないぞ」
男は彼女を快感でいたぶるように、機械で彼女の敏感な場所をいじめ続ける。絶頂しても、彼女のからだに襲いかかってくる快感は少しも衰えなかった。
「やだぁ……っ、もうやめてぇ……っ!」
からだの中で荒れ狂う感覚に、ミナハは苦しくてたまらなくなって──我慢していた言葉も口から漏れ出してしまう。しかし、そんなしおらしいミナハの態度は、男を喜ばせるだけだった。
「やめるわけないだろ? お前みたいな生意気な女を屈服させるのが一番楽しいんだからなあ」
男はそう言いながら、彼女のGスポットを機械の先端でぐりぐりと抉る。
「んうぅぅぅぅ……っ、んああああああ……っ!」
さっきの絶頂が収まっていないのに、ミナハは身も世もなくよがり声を上げながら、また絶頂させられてしまう。頭が真っ白になってしまいそうな絶頂の最中も、機械は彼女の胸の先端を這いまわり、陰核を吸い続けた。
「もうやだぁ……っ! 吸うのやめてぇ……っ!」
何度絶頂させられても、機械は次から次へと刺激を送り込んでくる。ローションで敏感にさせられた彼女のからだは、際限なくその刺激を快感に変えてしまっていた。ミナハはひたすら喘ぎ声を上げながら、快感に支配されるがままからだを跳ねさせる。
「あああ……っ! んんんぅ……っ、きゃうぅ……っ!」
そして、また下腹部にあの感覚が──尿意に似た感覚が生まれ始める。バスの中で一度味わわされたミナハには、それが男が言う「潮吹き」の前兆だということが分かっていた。
(……っ、もうこれやだぁ……っ!)
今でさえ、痴漢男の前で絶対に見せたくないような姿を見せてしまっているのに、もしまた潮吹きまでさせられたら──。ミナハの脳裏にそんな思いがよぎる。しかし、彼女にはもうそれを我慢しようとすることすらできなかった。胸の先端を何本もの細い触手のようなブラシで撫で上げられ、陰核を機械の口のようなものに吸いつかれて、知らなかった膣の中の弱点まで抉られて──ミナハは、またからだをひときわ大きく震わせて絶頂してしまう。
「だめぇ……っ! いやっ、んああああああっ!」
そして──ミナハの秘所から、透明な液体が勢いよく噴き出した。ミナハが何度も腰をがくがくと痙攣させると、そのたび液体が何度も飛び出す。男はミナハのそんな姿をあざ笑いながら、機械でGスポットを突き続けた。
「あううううぅぅ……っ、きゃうぅ……っ」
ミナハには、もう秘所からこぼれる液体を抑える気力も残っていなかった。男がその場所を小突くだけで、まるで失禁してしまったかのように、ミナハの秘所はびくりと震えて液体をこぼす。その液体は、彼女のすらりとした太ももを流れ落ち、床のカーペットにしみを作っていた。
ミナハのからだが弱々しい反応しか返さなくなると、男はようやく機械を彼女の秘所から抜いた。ミナハは拘束台に手足を預けたまま、荒い息をつく。
「へへ、潮吹きまでして大喜びしやがって。やっぱり淫乱マゾじゃねえか」
「……っ」
男の辱めの言葉にも、ミナハは言われるがまま、恥ずかしげにうつむくだけだった。男はそんな彼女の様子に笑いながら、彼女の胸の先端につけた機械を引きはがした。
「あう……っ!」
胸の先端を引っ張られ、ミナハはからだを震わせる。男が彼女の目隠しと拘束具を外すと、度重なる絶頂と辱めに疲れ果てていたミナハは、自分のからだを支えることもできずにそのまま床に崩れ落ちてしまう。男はミナハに休む暇も与えずに、無理やりベッドに突き飛ばした。
「きゃ……っ!」
小さな悲鳴を上げながら、彼女はベッドに倒れ込む。男はその彼女の細い腕を乱暴につかみ、そのまま新しい手錠のような手枷をつけて、ベッドのポールに固定した。彼女にさんざん辱めを与えたにも関わらず、男は無防備な彼女の肢体を舌なめずりをしながら見下ろしていた。