【ミナハ・復讐バス痴漢 #14】あそこにローションを塗られて……

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 「そろそろお待ちかねの場所も責めてやるか」

 彼女の弱点のへそでたっぷり屈辱を味わわせたあと、男はそう言った。嫌な予感がして、ミナハはからだを固くする。その予感の通り、男は彼女の秘裂を筆でなぞり上げた。

「……っ」

 ぞわりとした感触が走り、彼女の呼吸が乱れる。しかし、男の次の標的は、彼女が予想したものよりもっと耐えがたい場所だった。男は彼女の陰核の包皮をそっと剥きあげ、ピンク色の突起を露出させる。そして、濡らした筆先でゆっくりと撫で上げ始めた。

「や……っ! そ、そこ……っ、ひゃ……っ!」

 ミナハは、バスの中で痴漢されていたときにも出さなかった、切羽詰まったような声を出してしまう。もともとそこだけで絶頂させられてしまうような感じやすい場所なのに、敏感になるローションまで塗られてしまったら……。そんなこと、想像したくもなかった。

「……っ、そんなところ、塗らないで……!」

 ミナハは男にそう訴えたが、男は彼女の言葉に耳を貸さなかった。彼女がふためく様子を面白がるようにニヤニヤと笑いながら、男は彼女の陰核に筆を這わせ続ける。ローションの冷たい感触と細い毛先の動きを、ミナハのその場所は繊細に感じ取ってしまう。

「ん……っ、く……っ、あ……っ、うぅ……っ!」

 もともと刺激に弱い場所だからか、ローションの効き目は抜群だった。小さな突起から、熱を持っているかのようなじんじんという感覚が流れ込んで、止まらなくなる。それなのに、男は容赦なく筆で刺激しながらローションを塗り込んできて……。

「んんんっ! んああっ! んうぅぅ……っ!」

 ミナハはもう声を我慢することもできずに、拘束されたからだを悶えさせた。彼女を縛り付けている金具から何とか抜け出そうとするように、ミナハは手足をもがかせる。しかし拘束具はガチャガチャと音を立てるだけで、びくともしなかった。そして、それはミナハが男に与えられる快感から逃げられないことも意味していた。

「さっきから情けない喘ぎ声漏らしっぱなしだなあ。まだローション塗ってやってるだけなのに」

 男に哂笑されても、今のミナハにはいつものように我慢しようとすることすらできない。ミナハの陰核はぴんと固くなって、敏感になりきっているのに、筆先でなぞられて、さらにローションを塗られてしまう……。その刺激はからだじゅうの神経に伝わって、快感のさざ波が絶え間なく押し寄せてくる。

「んああぁ……っ、やぁ……っ、あうぅぅ……っ!」

 毛嫌いしている痴漢男に与えられる刺激を快感に感じてしまう屈辱と、嬲られれば嬲られるほど強まっていく快感──その二重の苦しみに、ミナハはただ耐えることしかできなかった。そして、快感に悶えるミナハの姿は、男にとって復讐心を満たすものだった。男はニヤニヤ笑いながら、何度もこれ以上ないほど敏感になった彼女のつぼみを嬲り続けた。

 ミナハは頭の中が快感でいっぱいになりかけながらも、必死に自分を保とうとする。男は彼女のそんな姿を鼻で笑いながら、ようやく筆を彼女の陰核から離した。つらい責めからようやく解放されたミナハは、熱い吐息をつきながら、からだの力を抜く。拘束具にぶら下げられるように立ちすくむ彼女に、男は言った。

「へへ……全身敏感になったなあ。お前みたいな変態にお似合いだな。乳首もクリもピンピンに勃起してるぞ?」

「……っ」

 男の言葉に悔しさを感じながらも、もうミナハには言い返すこともできなかった。からだじゅうを敏感にさせられて、触られてもいないのにじんじんという感覚が胸の先端と秘所のつぼみから流れ込んでくる。男に卑怯な方法でそんなふうにさせられているのに、嫌いなはずの性的な感覚に邪魔されて、何も考えられなくて……おかしくなってしまいそうだった。

 そんなミナハの心を読んだかのように、男は彼女に囁いた。

「そろそろまたイかされたくなってきたか?」

 ミナハはその言葉にどきっとする。今の敏感なからだをいじられて、イかされてしまったら──今までに痴漢男たちにイかされたときより屈辱的な姿を晒してしまうかもしれない……。そんなこと、絶対に嫌だった。

 でも、同時に、からだを支配する快感をどうにかしずめたくて──また絶頂させられたら、きっと少しはましになる。ミナハの心の奥底に、そんな思いがよぎる。それは最低な痴漢男の思うつぼで、絶対に考えちゃいけないことだって分かってるのに、ミナハのからだはそれを求めてしまってどうしようもなかった。

「……っ」

 そんな自分の浅ましい考えを恥じるように、ミナハの耳が赤く染まる。しかし、彼女には、最初のときのようなきっぱりとした拒絶の言葉を口にすることはできなかった。

 男はそんな彼女の様子を笑みを浮かべて見下ろしながら言った。

「へへ、心配しなくてもイかせまくってやるからなあ」

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