【ミナハ・復讐バス痴漢 #08】痴漢にイかされそうになって……

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 「感じてなんかない……っ、あんたたちみたいな──ひゃっ!」

 男が彼女の陰核をつまみ上げると、また彼女の言葉は途切れさせられてしまう。男たちはそんな彼女に陰湿な笑い声を立てた。

「へへ、そうだよなあ。こうやってクリいじっても感じないんだもんなあ」

「んっ、んん……っ! ぁ……っ!」

 彼女をなだめるような言葉を言いながらも、男は彼女の陰核を擦っていじめ続けた。いくら彼女が否定しようとも、その刺激に彼女の秘所はヒクつきながらまた新たな液体をこぼしてしまう。男たちには、彼女のからだが性的な熱を帯びているのが明らかだった。

「へへ、ならもっと感じるようにしてやらないとな」

 感じていることを認めようとしない彼女に男はわざとらしくそう言って、彼女の小さな蕾をいじめる指の動きを変える。敏感な彼女の突起を軽くつまんで擦ったかと思うと、きゅっと強めに挟み上げたり、くすぐるように撫で下ろしたりして……強弱を織り交ぜた男の責めに、ミナハは身構えることもできずにからだをびくつかせてしまう。

「あ……っ! ん……っ、んんっ! く……っ、んぁ……っ!」

 男が指先に力を入れるたび、ミナハのからだは電流に打たれたかのようにビクッと反応する。男たちに責められ続けるうちに、ミナハの秘所は徐々に小刻みに震えるようになり……それを押さえつけようとするように、彼女は足をもじつかせる。

 痴漢に触られても気持ち悪いだけのはずなのに、ミナハは自分のからだの中で、一人でその場所をいじってしまったときに似た感覚がふくらんでくるのを感じる。絶対にしちゃいけないことだって分かってるはずなのに、いじるのをやめられなくなってしまうような、あの感覚……。気を抜くとその感覚に全身を支配されてしまいそうで、ミナハはからだを固くして拒もうとした。

「必死に我慢しちゃって可愛いねえ。痴漢されて感じちゃってるの、そんなに認めたくないのかな?」

 左の男はミナハの胸の先端を指先でいじくり回しながら、彼女にそう囁く。そして、無防備に男の前にさらけ出された彼女のわきを、また舌先でつついた。

「あ……っ! んん……っ!」

 男は彼女のわきの上で舌をねっとりと動かして、また彼女のその場所の味を楽しみ、しみ一つない白い肌に唾液を塗りつけていく。羞恥とくすぐったさに、こわばらせていた彼女のからだから力が抜けてしまいそうになる。それでも、もしゆるめてしまったら、男たちにもたらされる感覚を受け入れてしまいそうで……ミナハは必死にわきを這う感触を忘れようとした。

「へへ、もうずっとビクビクしっぱなしじゃねえか。さっきまでの威勢はどうしたんだ?」

 男にそう言われても、ミナハにはもう言い返すほどの余裕はなかった。そんな彼女の様子から、男は彼女が我慢の限界に近づいていることを知り、ニンマリと笑う。そして彼女の耳元で囁いた。

「ほら、もっと激しくしてやろうか?」

 男は彼女のからだを快感で追い詰めようとするように、彼女の陰核を指で挟み込んだまま、素早く上下に動かす。男の指の動きに翻弄されるように、彼女のからだはがくがくと震える。ミナハはなんとか抗おうとしたが、からだの中ではあの感覚が膨れ上がって──今にも破裂してしまいそうになっていた。

「ふぁ……っ、ん……っ、ぁ……っ!」

「へへ、ほらほら、どうだ? イきそうか?」

 そんな彼女を愉しむように、男は笑みを浮かべながら敏感な蕾をすりすりと擦り上げる。限界寸前まで追い込まれたからだに、無理やり快感を流し込まれて……ミナハは何度も達してしまいそうになる。

「……っ、う……っ、く……っ、ああ……っ! んんん……っ!」

 それでも、彼女はぎゅっと歯を食いしばって、男の責めを耐え忍ぶ。絶対に卑怯な痴漢男たちになんか屈しない──その思いで、ミナハはからだを悶えさせながらも、屈辱的な感覚を我慢し続けた。

「……っ、ぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……っ」

 男たちは必死に堪える彼女を見てほくそ笑みながら、秘所から指を離す。男たちにもたらされる刺激が止み、ミナハは息を荒げながらからだの力を抜いた。

「ミナハちゃんは我慢強いねえ。葉月ちゃんはちょっとおまんこいじったら、電車の中でもすぐイっちゃってたのに」

「……っ!」

 その言葉に、ミナハは男を睨みつける。何よりも大切な妹が、電車の中でこんな男にあそこをいじられて、恥ずかしい思いまでさせられた──そのことを知って、彼女の心に男に対する怒りが燃え上がる。

「へへ……ミナハちゃんも葉月ちゃんと同じように、ちゃんとイくまでいじめてあげないとねえ」

 男はそんなミナハの内心を分かったようにニヤけながらそう言った。

 ***

 「そろそろアレでも使ってやるか」

 そう言って、男たちはカバンから道具を取り出す。白い棒状の器具で、頭のところは丸い球体になっている。ミナハはそれがマッサージ機だということは知っていたが、自分で使ったことはなかった。

「へへ……たっぷり気持ちよくしてやるからな」

 男たちが機械の電源をつけると、低く唸りながらその先端が震え始める。左の男は彼女の形の良い胸の周りをなぞるように、マッサージ機のヘッドを動かした。

(……っ、ほんと男ってバカみたい……!)

 男たちのことだから、どうせ機械をいやらしいところに当てて喜ぶんだろう──そんな予感が的中して、ミナハは呆れてしまう。右の男は、別のマッサージ機を彼女のさらけ出されたお腹に当てて動かし始める。マッサージ機の無機質で弱々しい刺激に、ミナハは憮然としながらからだを固くする。

「……っ」

 左の男は円を描くようにマッサージ機を動かして、少しずつ彼女の胸の先端に近づける。機械が彼女のその場所をかすめると、彼女のからだはぴくっと反応する。右の男が持つ機械は、彼女のへその近くをゆっくりと刺激しながら這い回った。そこが彼女の弱点であることを思い知らせるように、男はしつこく陰湿に責めてきて──その場所からぞわりと鳥肌が立つような感触が彼女のからだに襲いかかってくる。

「ん……っ、く……っ」

 ミナハは小さく声を漏らしながら身じろぎしてしまう。男たちはいやらしい笑みを浮かべながら、性的な感覚をかたくなに拒もうとする彼女のからだをほぐすようにマッサージ機をあてがい続ける。左の男は彼女の胸の先端に当てたり離したりを繰り返し、右の男は彼女の引き締まった下腹部をじっくりと撫で下ろして、秘所に近づけていく。

「……っ、あ……っ、ん……っ」

 マッサージ機の微弱な振動が、彼女のからだの奥にまで響いてきて──直接いじられていないのに、ミナハの秘所はひくっと反応してしまう。さっきまで男に陰核をいじられて、絶頂寸前にまでさせたられた彼女の秘所は、彼女の心に反してどうしてもその感覚を求めてしまっているようだった。

「へへ、マンコヒクヒクさせやがって。ずいぶん電マが気持ちいいらしいなあ」

「……っ」

 そう言われ、ミナハは男に悔しげな視線を向ける。しかし、男はそんな彼女を屈服させようと、さらに彼女を責め苛んだ。

「あ……っ!」

 男は機械をいきなり彼女の陰核に触れさせる。突然与えられた刺激に、ミナハはびくりと肩を震わせながら鋭い声を出してしまって──どきっとする。もしほかの乗客に聞こえて振り向かれたりしたら、恥ずかしい姿を見られてしまう……。ミナハはこれ以上声を漏らさないように、とっさに口を閉ざした。しかし、男はそんな彼女に構わずに、彼女の敏感な突起にマッサージ機を押し当て続ける。

「ん……っ、んんっ! あ……っ、んく……っ!」

 その場所に刺激を与えられると、さっき抑え込んだはずの感覚が、またすぐに戻ってきてしまう。ミナハはからだの中で暴れるその感覚をなんとか逸らそうとするように、からだをよじらせる。

(こんなの、ただの振動だから……、全然、なんてことない……っ)

 ミナハはそう自分に言い聞かせて、からだに流れ込んでくる感覚を拒もうとする。閉ざした口から声を漏らしてしまいながらも、ミナハは痴漢の陰湿な責めを耐え忍んだ。

「んん……っ! んぅ……、ぁ……っ! く……っ」

「へへへ……耐えるねえ。そんなに痴漢にイかれされるのは嫌か?」

 快感を拒絶しつづけるミナハを、男たちはニヤニヤ笑いながら見下ろす。性的な感覚への生理的な反応としてわずかに瞳を潤ませながらも、ミナハは男たちには屈さず強気な視線を向ける。

「へへ、着くまでまだまだ時間はあるからなあ。たっぷり可愛がってやるよ」

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