彼女の陰核の全体を愛液で濡らすと、男は手始めにそれを指の腹で何度かつつく。
「……っ、ん……っ、……っ」
彼女の繊細な場所を面白がるように弄ぶ男に苛立ちながら、ミナハはからだをぴくっと震わせる。そして彼女の小さな蕾は、男の指からの刺激に答えるように、少しずつ固くなり始めていた。指先でそれを感じ取った男は、彼女の耳元で囁く。
「固くなってきたなあ。クリ触られるのは気持ちいいか?」
身勝手なことを言う男をミナハは睨みつける。
「こんなの、気持ちいいわけ──あ……っ!」
彼女が反抗的な言葉を言おうとすると、男は敏感なそれを軽くつまんだ。ぞくりという感触がからだ全体に走り、ミナハは肩を震わせて小さく声を上げてしまう。男はそんな彼女をあざ笑った。
「何だ? よく聞こえないなあ」
ミナハは噛みつかんばかりの視線を男に向けたが、男は彼女の姿を愉しむような表情を浮かべたまま、その蕾を触り続けていた。そして、彼女の怒りの表情を溶かそうとするように、また陰核をきゅっと指で挟む。
「……っ!」
ミナハは声こそ押し殺したが、またびくりと肩を震わせてしまう。彼女の反応に、男たちは声を上げて笑う。
(こいつら、ほんと最低……!)
女の子のいちばん触られたくない場所を弄んで、その反応を楽しむ……男たちの卑劣な行為に、ミナハは怒りを感じる。しかし、彼女がいくら男たちを蔑んでも、男は彼女のその場所への責めをやめようとしなかった。男はミナハの少し硬くなったそれを指で挟んだまま、ゆっくりと上下に動かし始める。
「……っ、く……っ、ん……っ、んぅ……っ」
敏感な突起の上を男の指が行き来するたびに、ぞくぞくという感触がからだに走る。つままれるだけで声を上げてしまっていた彼女が、男のそんな責めに耐えられるはずもなく、彼女のからだは男たちの思い通りに反応させられてしまう。
「感じてるなあ。いつもこうやってクリオナしてるのか?」
男の言葉に、ミナハの呼吸がわずかに乱れる。自慰行為をたった数回しかしたことのないミナハは、同世代の少女たちに比べれば決して頻度が高いわけではなかった。しかし、そんなことを潔癖な彼女が知ってるはずもなく、それをしてしまうのは恥ずかしいことだと思い込んで忘れてしまおうとしていた。それなのに、男にそのことを言われて──しかも、陰核をいじってしまったことまで言い当てられて、ミナハは表情をこわばらせてしまう。男はその変化を見逃さず、彼女に言い募った。
「図星か? 痴漢を毛嫌いしてるくせにクリオナしてるとはなあ。本当はエロいこと大好きな変態なんじゃないか?」
「……っ、ち、ちが……っ、あっ! んん……っ!」
ミナハが男の言葉を否定しようとしたタイミングで、男は彼女の蕾を少し強めに擦り上げる。ミナハはまたあっさりと鼻にかかった声を上げ、からだを震わせてしまう。
「ほら、何が違うのか言ってみろよ。クリいじられるたびにマンコヒクつかせてヨダレ垂らしやがって」
男はニヤニヤ笑いながら、そう言ってミナハを責め立てる。男の言うとおり、陰核を触られるとミナハの秘所はぴくっとうごめき、新しい液体で濡れてきてしまう。痴漢男たちの責めで感じるはずなんかない──彼女がそう思っていても、その場所の反応を抑えることはできなかった。
「おまんこの方は素直だねえ。どんどんエッチなおつゆが出てきちゃってるよ」
左の男は彼女の胸の先端をいじり続けながら、そう言って彼女の羞恥を煽る。絶対に男に触られたくない二つの場所をいじられながら、からだの反応までバカにされて、悔しいのに……男たちに反論しようと口を開くと、かわりに声を漏らして喜ばせてしまう。ミナハのそんな葛藤をあざ笑うように、男たちはさらに彼女のからだを弄んだ。
「……っ、ぁ……っ、んん……っ! ふ……ぁ……!」
左の男は、彼女の胸の先端を集中的に責め始める。彼女の先っぽの上で人差し指を素早く往復させ、何度も擦った。男たちの責めのせいでぴんと勃った彼女の小さな先端は、その刺激を敏感に感じ取ってしまう。ミナハは何度もからだをぴくっと震わせながら、湿った吐息を漏らした。
「へへ、乳首いじられてビクビクしちゃってるねえ。最初はもっと我慢できてたのに、痴漢され続けてだんだん感じるようになっちゃったかな?」
男の言葉に、ミナハは歯噛みする。痴漢に触られても、反応なんかしない……最初はそう思っていたのに、痴漢たちに恥ずかしい格好にされ、ずっとからだをいじられ続けているせいで、男たちの思い通りになってしまって……。悔しげな表情を浮かべながらも、ミナハは男の責めにからだを震わせてしまう。
「そろそろ認めたらどうだ? 痴漢されて感じてますってな」
「……っ」
その言葉に、ミナハの心の中でまた男たちへの怒りが湧き上がる。女の子が知らない男たちにからだを触られて感じるなんて、そんなの痴漢たちの都合のいい妄想で、絶対ありえない……。ミナハは射るような視線で男を睨みつけた。