「へへ……そのまま広げといてくださいよ」
男子はわたしのあそこの前にかがんで、わたしのあそこを鼻息がかかるくらい近くからのぞきこんだ。そして、そこですんすんと鼻を鳴らした。
「いくら紗倉先輩でも、こっちは結構匂いますねえ。おしっこと愛液の混じったいやらしい匂いですよ。たまらないなあ」
「そ、そんなところ、かがないでぇ……」
わたしの弱々しい制止を無視して、男子はわたしのあそこの匂いを嗅ぎつづけた。自分でも嗅いだことのない、恥ずかしい場所の匂いを嗅がれている──しかも、一日下着を着けて過ごして、そのあと自分でいじらされて、イっちゃったあとのあそこの匂い……。そう考えると、体が震えるほど恥ずかしい。
「おやおや? おまんこヒクヒクさせて、エッチな汁がどんどん溢れてきますねえ。もしかして、嗅がれて感じてるんですか?」
「ち、ちがう……っ」
わたしは否定の言葉を口にするけど、それは口先だけにしかならない。男子の言うとおり、恥ずかしいことをされればされるほど、秘所がぴくっとうごめくのを指先に感じる。恥ずかしいのが好きなはずないのに、わたしのあそこは気持ちいい時みたいな反応をしてしまっていた。
「恥ずかしいのが好きなんて変態ですねえ。まあ、あんな場所で裸でオナニーしてイくぐらいだから、当然か。紗倉先輩のこと可愛い系だと思ってる男子たちが知ったら、がっかりしますよ」
「そ、そのことは言わないで……っ」
そのことを引き合いに出されると、わたしはほんとうに、自分が恥ずかしいのが好きな変態なような気がしてしまう。クラスの男子に脅されてしたこととはいえ、あんな場所で気持ちよくなっちゃうなんて……。たとえ凪沙ちゃんでも、わたしがそんな女の子だって知ったら、失望するに決まってる……。
「まあ、顔がよければシコれるし、何でもいいですけどね。紗倉先輩の裸もオナニーも見られるなんてほんとツイてるなあ。しかも、こんな風にマンコいじっても、反抗できませんよね」
「ん……っ!」
男子は笑みを浮かべながら、広げたままのわたしのあそこを人差し指で触ってくる。悔しいけど……男子に弱みを握られているわたしは、そんなことをされても足を閉じられない。男子の指は、焦らすように入り口の近くをそっとなぞってから、わたしのあそこの反応を楽しむみたいに少しずつ中に入ってくる。
「あ……っ!」
男子の指が中の壁に触るたび、自分で触っていたときと同じようなぴりっとした感じがする。わたしのあそこはその感覚にひくついて、指をしめつけてしまう。まるで、もっと触られたくて男子の指にすり寄るみたいに……。何度か出たり入ったりを繰り返すうちに、指にはわたしのあそこからあふれた液体がまとわりついて、ぬるぬるになっていた。
「へへ……ちょっと触っただけなのにいい反応ですねえ。先輩のおまんこ、俺の指をよだれ垂らして咥えこんでますよ」
男子の言葉にわたしは顔を赤くする。誰にも触らせちゃいけないところを触られてるのに、さっきまで自分でしていたせいか、わたしのあそこは拒むどころか受け入れてしまっていて……そんな自分のからだが、とてつもなく恥ずかしかった。
「ほら、見てくださいよ。先輩のエッチなお汁でベトベトですよ」
男子はわたしのあそこに入っていた指を見せてくる。男子の言うとおり、指はわたしのいやらしい液体でてかてか光っていた。男子が人差し指と中指を広げると、ほんとによだれみたいに、その液体が糸を引く。わたしが顔をそらすと、男子はその指を自分の口に運んだ。
「そ、そんなの舐めないでっ!」
わたしは男子に言う。あそこから出た液を舐めるなんて信じられない……。
「先輩のマン汁、生臭くて美味いですよ。ちょっとおしっこみたいな味もするなあ」
「いやぁ……っ!」
こんなの恥ずかしすぎる……。男子はしばらくそれを味わったあと、またわたしのあそこに指を入れてくる。男子の指は、最初よりもスムーズにわたしの中に入ってきて、わたしはまたびくりと肩を震わせた。