男たちはあたしを無理やり駅の裏側の通りに連れていった。そこはいかがわしいお店が集まる繁華街のような場所で、学校でも近づかないように言われていた。男たちはあたしを、人から見えるように前に歩かせる。
「おら、さっさと歩け」
あたしが足を止めそうになると、男はそう言った。露出の多い格好のせいで、たくさんの人にじろじろ見られていて……そうじゃない人たちは見て見ぬふりをするだけだった。口をテープで塞がれて、手も後ろで拘束されて——あたしの姿を見ただけでふつうじゃないのは分かるはずなのに、場所柄のせいか、一人もあたしに心配そうな視線を向ける人はいなかった。
男たちは歩きながら、あたしのおしりや太ももを撫で回し、下着を奪われた秘所を触ってきた。あたしはその責めにからだをぴくっと震わせ、熱い吐息を漏らしてしまう。
「あっ……ん……っ」
「へへ……みんなお前のこといやらしい目で見てるぞ。撮ってる奴もいるなあ」
周りを見回すと、何人もの男たちと目が合う。駅や電車の中であたしの姿をこそこそ見ていた人たちと違って、いやらしい視線を隠そうともせず、あたしと目が合ってもそらさなかった。それに、何人かはあたしが卑猥なことをされてるのに気づいているのか、あたしにスマホを向けていた。腕を掴まれているせいで隠すこともできず、あたしはうつむいて恥ずかしさに耐える。
男の言葉に歯噛みしながらあたしが踏み出そうとすると、男は振動を強くする。
「んん……っ!」
あたしは声を漏らしながら、体を屈めて刺激を押し殺そうとした。でも、男は強引に腕を引っ張ってあたしに背筋を伸ばさせる。からだの中に機械の振動が響いてきて、立っていられないほど足が震えた。
あたしは膝をつきそうになりながらも、必死に歩いた。こんな姿をたくさんの人に見られるなんて、耐えられない……。そんなあたしの気持ちにもお構いなしに、男たちは振動を強めたり弱めたりして、あたしが悶える姿を楽しんでいた。
男は通行人に見せつけるように、あたしの胸をじっくりと揉む。そして服の上から乳首をつねったり弾いたりした。あたしはその刺激に虚勢を張ることもできず、体を反応させてしまう。男にいじられたせいでぴんと立った先っぽが、服の上に透けてしまっていた。
「へへ……言った通りお仕置きしないとなあ」
男はサイドのファスナーが開いたままのあたしのミニスカートの裾に手をかけた。
「や……っ!」
(だめ……っ!)
あたしは首を振って、やめて、と男に訴えた。しかし、男はあたしの反応を楽しむように少しずつスカートの裾を捲り上げていく。ショーツを奪われたせいで、その下には何もつけていない。スカートがたくし上げられ、あたしの一番恥ずかしい部分が人目に晒されてしまう。あたしはうつむいてぎゅっと目を閉じた。
「恥ずかしいの大好きだろ? そんなエロい服着るぐらいだもんなあ」
男は通行人にも聞こえるような声であたしにそう言う。あたしは必死に首を振って否定したけど、通行人たちは男の言葉を信じたのか、あたしの恥ずかしい姿を見るのをやめようとしなかった。
(ち、ちがうのに……)
ひどい辱めを受けているのに、あたしの秘所からは愛液が糸を引いて垂れてくる。通行人の目がそこに向くのを感じ、秘所がきゅっと閉まる。あたしがこんな機械をつけてるのも、見られちゃってる……。男はあたしのスカートを捲り上げたまま、振動を強くした。あたしはその感覚に抗うこともできず、ひたすらからだを跳ねさせる。
「おいおい、こんな場所でイくのか?」
あたしはやだ、と首を振りながら、懇願するみたいに男を上目遣いで見た。これ以上この責めを続けられたら、イっちゃう……。男はあたしの懇願を無視し、さらに振動を強くした。
「あ……っ!」
もう足を進めることもできずに、あたしは内ももを擦り合わせながら、なんとか耐えようとする。知らない人たちにあそこもイくところも見られるなんて、絶対いやだ……。でも、小さな機械はあたしのからだの中で暴れまわり、望まない快感を与えてくる。そして、その刺激に、あたしはついに負けてしまった。
「んん……っ、んんん────っ!」
あたしはからだを縮こまらせて、絶頂してしまう。からだの反応を抑えようとしたけど、ほとんどそんなことはできなかった。周りで見ている人にも分かってしまうのに、あたしは何度もからだをびくびく震わせた。あそこがいやらしい液体を垂らしながら、ひくひくして……それを何人もの人にじっくりと見られる。あたしが恥ずかしさで座り込みそうになっても、男たちはあたしを立たせたまま、通行人の視線を浴びせ続けた。
「へへ……恥ずかしい姿みんなに見られちゃったねえ。次逃げようとしたらもっと恥ずかしいことになっちゃうかもねえ」
男があたしの口のテープを取り、地面に投げ捨てる。そしてあたしのスカートを下ろした。いちばん恥ずかしいところが隠せて、あたしは少しほっとする。でも、逃げようとしたら、またこんなことをされる……。男たちにどこに連れて行かれるのか分からなくて怖かったけど、あたしにはもう男たちから逃げようなんて考えられなかった。。
「ん……っ、んぅ……っ!」
あたしは男たちに、おっぱいやおしり、あそこを触られて、そのたびにぴくっとからだを反応させてしまいながら、繁華街を歩いた。駅から少し離れたところにあるラブホテルにつくと、男たちはあたしを連れ込んで、部屋の鍵を閉めた。
やっと人から見られなくて済む……。そう安心したのも一瞬で、男たちはあたしの腕を押さえ、スカートに手をかけてくる。
「やだ……っ!」
こんな恥ずかしい服でも、もし奪われちゃったら、返してもらえるまで逃げられなくなっちゃう……。あたしは抵抗したけど、男たちの力にかなうはずもない。一人の男があたしの手をがっしりとつかんだまま、上に持ち上げた。
「へへ……」
男たちはあたしを拘束して痴漢していたときのようないやらしい目であたしを見ながら、一枚ずつ服を脱がせはじめた。スカートを最初に取り払われて、男たちの前にまたあそこがさらされてしまう。そして、次はシャツ……。下着を両方とも取られてるせいで、あたしはすぐに裸にされて……。
「へへ……いい格好になったなあ」
胸とあそこを隠しながら、男たちの前に立たされる。男たちは見世物を楽しむように、裸に靴下だけの情けない格好になったあたしを、舌なめずりしながら眺めた。
「おい、手どけろよ」
男の一人がまたスマホであたしの姿を撮影しながら、そう言った。あたしはカメラ越しに男を睨む。
「嫌に決まってるでしょ……」
男は獲物をいたぶるようにニヤけながら、脅し文句を口にする。
「まだお仕置きが足りないみたいだなあ。今度は裸で外に出たいか?」
「……っ」
そんなこと、想像しただけでからだがすくんでしまう。さっきあんなことをされていたのに、すれちがう人は見て見ぬふりをするか、あたしをいやらしい目で見るかで、誰も助けてくれなくて──あたしはもう人前で恥ずかしいことをされるのが怖くなってしまっていた。
おっぱいもあそこも、もう撮られたくない……。でも、服を奪われたあたしには、彼らに従うことしかできない。もし従わなかったら、あれ以上に恥ずかしいことをされる……。あたしはうつむきながら、からだを隠していた腕を下ろした。
「へへ、そうだ。ちゃんと自分の立場をわきまえろよ」
男はニヤニヤ笑いながら、あたしのおっぱいとあそこにねばついた視線を向ける。スマホを持っている男はあたしの顔から足までじっくりと撮った。もしこの動画を誰か知らない人に見られたら……そう思うと恥ずかしくてたまらないのに、男の命令のせいで隠せないで、からだのすみずみまで撮られてしまう。