「このバイブでイかせるのも飽きちゃったので、今度はこれを使いまーす」
女子が取り出したのは、さっきのメンソール入りのリップクリームだった。あたしが乳首に塗られて責められるのを想像して身震いしていると、女子はそれを予想外の場所に近づける。
「だ、だめぇっ! そ、そこだけはやめてぇっ!」
女子は、露出させられ、機械に責められて大きくなったあたしの陰核に、それを擦り始める。そしてまんべんなく塗り終えると、リップを離した。
リップクリームを塗られたあたしの陰核は、空気に触れているだけで感じてしまうほど敏感になる。この状態でさっきの機械を使われたら──そう思うと、泣き出しそうになる。
「や、やめてぇ……っ、おねがい……っ」
「あら、ずいぶんしおらしくなりましたねー。そんなに気持ちよかったんでしょうかー?」
懇願するあたしの様子をスマホで捕らえながら、女子はあたしの陰核にさっきの機械を触れさせ、スイッチを入れた。
「ひ、ひゃあああああぁぁぁっ! だ、だめぇっ! とめてぇぇぇっ!」
敏感にさせられた陰核を機械に吸い込まれ、撫でられる。陰核への刺激のすべてが凄絶な快楽になって、あたしを襲った。
「ま、また来ちゃうぅぅっ! もうやだぁ……っ!」
何度も絶頂させられ、責め続けられたあたしのからだは、すぐに絶頂しそうになってしまう。その上、記憶にある感覚が下腹部に溜まってくるのを感じる。絶頂してしまえば、絶対に決壊してしまう──それなのに、機械はあたしに許容量を超えた快感を植え付けてくる。
「も、もうだめぇっ! イくっ、ひゃううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
そして絶頂と同時に、あたしの秘所から勢いよく液体が噴き出し、あたりに飛び散る。
「はーい、またイッちゃいましたー。あ、見てください、潮吹きしてますよー」
「だ、だめぇぇぇっ、みないで、みないれぇぇぇぇぇっ!」
あたしは潮吹きを止めようと必死になっているのに、機械が動き続けているせいで、絶頂は長く続く。あたしはそのあいだ中、何度も秘所から液体を撒き散らしてしまう。
「もうらめぇぇぇっ! イくの、とまんないからぁっ、やめてぇぇぇっ!!」
そう懇願しても女子たちは笑うだけで機械は止められず、あたしが出し切るまで終わらなかった。その様子をずっと撮影され、絶頂が収まったときには、あたしはからだの疲れと羞恥でぐったりしていた。
「はあっ……はあっ……っ」
「AVみたいにいっぱい潮吹きしちゃったねえ。これ見たら男子、大喜びするんじゃない?」
「……っ」
女子は疲れ切ったあたしを、言葉でも辱めてくる。
「いい加減謝ったら? もし謝らないなら──」
「も、もうやめてくださいっ!」
そう言ったのは葉月だった。三年の女子とあたしの間に割って入って、彼女に向かって言う。
「凪沙先輩、辛そうにしてるじゃないですか、もうやめてください……っ」
「は? 何入ってきてんだよ、お前らは黙って美沢がイってるとこ見てろよ」
女子の一人が乱暴な口調で言う。しかし、それからいいことを思いついたように葉月に言った。
「あ、じゃあお前が美沢の代わりになれば?」
その言葉に、葉月のからだがびくっと震える。このままだと、葉月があたしと同じ目にあってしまう──。
「葉月……っ、あたしは大丈夫だから……、ごめんね、情けないとこ見せて……っ」
「で、でも……」
葉月は不安げな視線をあたしに向ける。そこで、三年の女子のスマホが着信音を立てた。女子はスマホで誰かと二、三言話したあと、あたしたちの方を見てニヤリと笑った。
「まあいいや。そろそろ次のお楽しみの時間だね」
突然大部屋の扉が開き、二人の男が話しながら入ってくる。あたしは自分が裸だったことを思い出し、からだを隠そうとするが、縛られていてそれもできなかった。男たちはあたしの方を一瞥した。
「俺の勝ちだな。俺が先にヤらせてもらうからな」
「ちぇっ。なんだよ」
男たちがそう言い合ってる時、あたしは男たちに見覚えがあることに気がついた。
「あ、あんたたち……っ!」
「何? あんたたち知り合いなの?」
三年の女子が不服そうに言った。彼女たちが呼んだということは、三年の男子なのもしれない。
「知り合いって言うほどでもないけどな。一昨日ちょっとナンパしてフェラしてもらったんだよ。いやー、まさか、二年の美沢だったなんてなあ。それで、こいつがそんなわけないって言うから、じゃあそいつだったら俺が先にヤらせろって賭けてたんだよ」
「あんたたちが無理やりさせたんでしょ……っ!」
「よく言うな、エロ水着着てローターつけて歩いてたくせに。大喜びで何回もイってたじゃねえか」
「……っ、ち、ちがう、あれは……っ」
否定しようにも、脅されて着せられたなんて言えない。あたしの言葉を遮って、三年の女子が言う。
「えー、私も見たかったなあ。写真とかないの?」
「あるよ。送ってやろうか?」
男はものの数秒で女子に写真を送ってしまう。女子はそれを見てけらけら笑った。
「なにこれ、超エロいじゃん! 凪沙ちゃんにそんな趣味があったなんてねー。ほら一年もみてよ」
「ち、ちがう……っ」
あの水着を着ている写真がある以上、あたしの言葉は空虚な否定にしかならない。あたしは歯がゆい思いをしながら、辱めを受ける。三年の女子が一年生たちにあたしの画像を見せていると、男は言った。
「なあ、もうヤっていいか? 我慢できないんだけど」
「うん、さっさとヤっちゃってよ。前戯とかしなくていいからね、もう何回もイかせたし」
「……っ」
男は、あたしのからだを欲望に満ちた目で見ながら近づいてくる。縛られているせいで逃げられないあたしは、せいいっぱいの虚勢を張って、男を睨んだ。
「強気って聞いてたけどマジなんだな。まあ、そういうやつのほうが犯しがいあるけどな」
男はあたしの秘所に挿れられたままのバイブを引き抜こうとする。あたしは身を固くする。
「ぎっちり入ってんなあ。おら!」
「んんんっ! んぁぁ……っ!」
男は勢いをつけて一気に引き抜いた。おしりのビーズが内壁を勢いよく擦り、あたしは嬌声を上げてしまう。
「うわ、こんなの入れてたのかよ。これで気持ちよくなるとか、さすが変態だな」
「……っ、う、うるさい……っ」
男の手には、あたしの秘所から出た液体でびしょびしょになった機械が握られていた。感じていた証拠を見せられているような気分になって、あたしは目を背ける。
男は機械をそばに置いて、勃った陰茎をズボンから露出させた。そしてあたしに覆いかぶさり、秘裂にそれを押し当てる。
「へへ……あのときヤっとけばよかったって後悔してたんだよなあ。チア部の強気JKのおまんこいただきまーす」