だめ……っ、こんなことされてるのに……。
からだを溶かそうとしてくるその感覚を押し込めようと、あたしは歯を食いしばった。少しでも力を抜いたら、またあんな恥ずかしいことになっちゃいそう……。でも、男子はあたしにあの屈辱的な感覚を味わわせようとするみたいに、ぐりぐりとあたしの中に押しつけ続ける。男子はそのままあたしに覆いかぶさってきた。
また耳をいじられる、と思って、あたしは男子を押しのけようとしたけど、間に合わなかった。顔をそむけた瞬間に男子に頭を押さえられて、ナメクジのような湿った舌があたしの耳の中を這う。
「ひゃんっ!」
ぞわぞわとした感覚が背中を走って、必死にこらえていた力が緩んでしまう。それを待っていたかのように、男子のものがあたしの中の敏感なところを擦ってきて……その刺激のせいで、あたしは──。
「だ、だめぇっ! んんんん──────っ!」
男子に犯されながら、ひときわからだをびくびく震わせて……イかされてしまう。あたしの反応から絶頂したのが分かったのか、男子は下品な笑い声を上げながらあたしのあそこの敏感なところに、それをこすりつけ続けた。そして、あたしのもうひとつの弱いところも舌でいじめてくる。そのせいで、あたしのあそこは痙攣しながら、男子のものを何度もぎゅっとしめつけた。
「はうぅぅ……っ、ああああ……っ!」
しばらくあたしをイかせつづけたあと、男子は敏感なところを責めるのをやめた。やっとあそこからの快感がやんで、あたしは息を荒げながらからだを脱力させる。手足の力が入らなくて、机の上にぐったりとからだを投げ出した。
こんなひどいことをされてるのに、イっちゃうなんて……。
心ではどれだけ嫌だって思っていても、からだは男子の責めにそんな反応を返してしまう……。あたしは悲しさと恥ずかしさが入り混じった気持ちになる。あたしが打ちのめされているのを男子は感じ取ったのか、耳元でもっとあたしをいじめるようなことを言ってくる。
「おいおい、まさかイったのか? レイプされてイくなんて、あの動画の紗倉と一緒だなあ。やっぱりお前ら、二人揃ってホンモノのマゾの変態じゃねえか」
「……っ」
大好きな友だちのことをバカにされてるのに、あたしは何も言い返せなかった。その代わり、あたしの瞳からまた涙がぽろっとこぼれしまう。あたし、ほんとにレイプされてイっちゃったんだ……。
あたしがすすり泣くと、男子はそんなあたしをせせら笑った。あたしの中でまだ固いままの男子のものが、ぴくっと震える。そして、絶頂したばかりのあたしのあそこをさらに追い込むように、またそれを動かしてくる。
「ひぐ……っ、も、もうやめてぇ……っ」
口をついてそんな言葉が出る。男子にイかされるたび、自分が「マゾの変態」だってことから言い逃れできなくなって……もしまたイかされたらって思うと、あたしは怖くなってしまう。
「ずいぶんしおらしくなったなあ。最初の威勢はどうしたんだ?」
男子はそう言いながら、あたしの泣き顔をのぞき込んでくる。あたしには、もう男子に噛みつくことも睨みつけることもできなかった。こんな男子に屈服させられたみたいで、すごく悔しい……。あたしがブラウスの袖で涙を拭おうとすると、男子は嬉しそうな笑みを浮かべながらそれを引き剥がしてくる。
「へへ……お前は俺の性奴隷だってことを、ちゃんとその身体に分からせてやるよ」
「……っ、んああっ!」
男子はあたしの両手をつかんで、また性器をあたしの秘所に出し入れしはじめる。男子はあたしのおしりに打ち付けるように、乱暴に腰を振った。そんなひどい扱いをされても、男子の強い力で腕を引っ張られているあたしは、されるがままになってしまう。
「んっ、あっ、んんっ、んあ……っ!」
男子に性欲のままにいじめられてるだけなのに、さっきイかされて中がとろとろになってるせいか、少しも痛みは感じなくて……男子のものが中の壁を擦ると、またあのぴりっとした感覚が走る。認めたくなかったのに、何回もイかされたせいで認めさせられた快感……。男子のものから次から次へと送り込まれてくるその感覚のせいで、あたしの口から漏れる声も湿っぽいものになってきてしまう。
「ん……っ、あ……っ、んん……っ!♡」
「へへ……乱暴にヤられてるのにいやらしい声出し始めたなあ。まんこもぐちゃぐちゃだ。性奴隷の自覚が出てきたか?」
「……っ」
性奴隷……そんなのいやだったのに、男子に両腕の自由を奪われて、秘所に好き放題性器を入れられてるせいで、ほんとにそうなってしまったような気がしてしまう。しかも、あたしのからだは男子を喜ばせるような反応ばっかりしてしまって……悔しさと情けなさで、あたしはまた涙をこぼしそうになる。
でも、泣いたらきっとまた男子は喜んで……。
そう思ってあたしがこらえていると、男子は鼻息を荒げながら腰の動きを激しくした。男子の身体があたしの太ももにぶつかって、叩くようなぱんぱんという音が何度も響く。あたしのあそこから鳴っているいやらしい水音も大きくなっていた。
「へへ……」
男子は楽しくてたまらないような笑い声を漏らしながら、あたしのからだを見下ろす。男子のけものじみた視線は、あたしの胸のところに向いていた。男子に突かれるたび、あたしのおっぱいは揺れてしまう。見られてるのに気づいても、腕を掴まれてるせいで隠すこともできなかった。
「デカい乳たぷたぷ揺らして誘いやがって。たまんねえなあ」
男子のものは、あたしのおっぱいを見て興奮しているようにあたしの中でもっと固くなる。こんなふうにいやらしい目で見られるから、あたしは自分のおっぱいが嫌いなのに……。あたしが顔をそらすと、男子はもっとあたしの胸を揺するように激しく腰を動かした。
「……っ、んっ、んっ、 んああ……っ!♡」
男子の固いものが、秘所の壁を擦りながら何度もからだの中に入ってきて……そのたびに、おなかの下がきゅんとうずくような感じがする。奥を突かれると、出したくない甘い声が喉からすべり出てしまう。もう嫌だって思ってるのに、またあの感覚がからだに溜まってきちゃって……。
「へへ、そろそろ出そうだ。ハメ撮りしながら中に出してやるよ」
あたしは男子のその言葉を聞いて、はっと我に返る。中に出すって、精液を……? もしそんなことをされちゃったら、赤ちゃんができちゃうかもしれない。そんなことなったら……。