男子はわたしを見下ろしながら、胸に手を伸ばす。わたしはからだを背けて男子の手から逃れようとした。
「や、やめて」
「聞こえなかったんですか? 動くな」
乱暴な口調で言われ、抵抗できなくなってしまう。男子はわたしのコンプレックスをからかうように、胸を手で包み、揉んだ。
「……っ」
「へへへ……うまそうだなあ」
男子が気持ち悪いことを言う。わたしは鳥肌が立つような気持ちで、男子が満足するまで必死に耐えようとした。けれど、男子はわたしに想像もできないようなことをし始める。
「ひゃっ……!?」
わたしの胸に顔を近づけて──乳首に口をつけた。そして、尖ったところを唇でついばんでくる。
「んん……っ! や、やめて……っ」
敏感な場所を男子の唇に挟まれ、わたしはびくっとからだを震わせる。身をよじって逃げようとしたが、男子はそれを見越していたようにわたしの手を後ろでまとめて持った。男子の力にかなうはずもなく、わたしはされるがままになってしまう。
「んっ……あ……っ、んぅ……っ!」
男子はわたしの反応を楽しむように、何度も甘噛みしてくる。そして、生あたたかいぬるぬるしたものがわたしの乳首に触れ、なぞりはじめた。
「ひゃう! な、舐めないでぇっ!」
男子はわたしの言葉を無視して、舌をこすりつけてくる。ざらざらした細かい突起が敏感な場所をこする刺激に、わたしは身悶えする。
「あぁ……っ、だ、だめぇ……っ」
わたしがほかの女の子と比べていちばん気にしてるところを、見られるだけじゃなくて舐められてる……。恥ずかしすぎて泣き出しそうになる。でも、こんなに恥ずかしいことをされてるのに、秘所がきゅっと疼くのを自分でも感じてしまう。
「ああんっ……! そ、それやめてぇ……っ!」
男子はわたしの胸に吸い付きながら、口の中に含んだ先っぽを舌で弾くように何度も刺激してくる。おっぱいの一番敏感な場所を責められ、わたしは立っていられないほど足を震わせてしまう。
「やぁ……あっ……んんっ……!」
男子はしばらくわたしのおっぱいを舌と唇でいじったあと、顔を離した。そしてわたしの腕をつかんだまま上に挙げさせた。わたしが戸惑っていると、男子はわたしのわきに顔を近づけた。男子が何をしようとしているのか、嫌でもわかってしまう。
「や、やめて……!」
わたしが言っても、男子はやめてくれない。そのまま鼻を寄せて、すんすんと鳴らし始めた。さっきからずっと恥ずかしいことをさせられているせいで、裸なのにそこにはじっとりと汗がにじんでしまっていた。
「いやぁ……っ!」
「へへへ……蒸れててたまらないですねえ。こっちもうまそうだ」
手を振りほどこうとしても、男子の強い力で抑え込まれてびくともしない。男子はわたしの羞恥を楽しむようににやけながら、舌をわきに這わせてくる。
「やぁ……っ!」
ぬるぬるした生あたたかいものがわきに触れ、汗を舐め取るように何度も行き来する。その気持ち悪い感触と、わきを舐められているという恥ずかしさに、わたしは声を漏らしてしまう。
「ひゃっ……んっ……!」
「ん〜、しょっぱくていいですね。濃縮された紗倉先輩の体臭、たまらないですよ」
「そ、そんなこと言わないで……っ、んん……っ!」
男子はわたしの汗と匂いを味わい尽くすように、舌をすみずみまで這わせた。そしてそれが終わると、今度は皮膚から吸い取ろうとするように、吸い付きながら舐めてくる。
「ひゃんっ! そ、それやめてぇ……!」
わたしはわきが弱くて、凪沙ちゃんにこちょこちょされても、すぐくすぐったがってしまう。そんな場所を舐められたり吸われたりして、わたしはからだを震わせて反応した。こんなの、気持ち悪いだけのはずのに……。
男子はわたしのわきをしばらく堪能したあと、満足したように顔を離した。そしてわたしの腕を解放する。わたしのわきとおっぱいは、男子のよだれでベトベトになってしまっていた。わたしはやっと恥ずかしい責めが終わったことに安堵して、荒くなった息を整えようとした。
「へへ……わきもおっぱいもなかなか美味かったですよ」
わたしはさんざん辱めを与えてきた男子を恨みがましく見つめる。
「も、もういいでしょ……っ、服返して……」
「何言ってるんですか。まだ一番の楽しみが残ってるじゃないですか」
男子は優越感に浸るような表情で、わたしの顔から裸のからだに目を移す。そして秘所のあたりで視線を止めた。わたしが慌ててその場所を隠すと、男子はその様子にニヤニヤしながら言った。
「早くまんこ見せてくださいよ」
「……っ」