「そういえばお前、痴漢に電車の中で潮吹きさせられてたよなあ」
「……っ」
あの動画の中で、葉月は痴漢に秘所を執拗に責められて、絶頂させられて──男の言うとおりの恥ずかしい姿を晒してしまっていた。電車の中でそんなことをしてしまったのは、葉月にとって消し去ってしまいたい記憶だった。葉月は男の追及から逃れるように目をそらす。
「へへ……次はイってないなんて嘘つけないように、イかせながら潮吹きさせてやるよ」
「……っ」
男の言葉に、葉月のからだがわずかに震える。こんな卑劣な男に責められて、その男の前で潮吹きさせられる……そんなこと、想像しただけでおぞましい。でも、今の葉月のからだに生まれた感覚がその前兆ということは、葉月には嫌というほど分かっていた。
「……っ、あ……っ、んん……っ!」
男の指が葉月を責め苛もうと、彼女の秘所に出たり入ったりを繰り返す。指は彼女の小さな秘所にすべりこんだかと思うと、敏感な場所をつつき、葉月はびくりとからだを震わせながら喘がされてしまう。ささくれだった指が秘裂の性感帯をかすめるたび、葉月の秘所はもっと刺激を欲しがるようにきゅっと男の指を締めつめた。
二回も絶頂を味わわされた彼女の秘所は、すぐに快感を受け入れてしまって……また少しずつ、彼女は追い詰められてしまう。
「い、いや……っ!」
もうイかされたくなんかない……。葉月は快感を拒むようにもがこうとする。しかし、相変わらず男は彼女の両手を掴んだまま、抵抗することも許さなかった。葉月が快感に苛まれていることを見て取った男は、指の動きを激しくする。
「……っ、あっ、ん……っ、ふぁ……っ!」
男にいじられ続けて、彼女の秘所からは絶え間なく愛液がこぼれ落ちる。その液体は男の指にからまり、ぴちょぴちょといやらしい水音を響かせていた。自分の秘所から漏れ出る音に葉月は恥ずかしくなりながら、必死に快感をこらえる。しかし、絶頂を覚えさせられたからだは、彼女の意志に反してその感覚を受けいれてしまっていた。
「……っ、あっ、あっ、ああ……っ! んんっ、だめぇ……っ!」
男に敏感な場所を突かれるたび、短く嬌声を上げながら、葉月はびくびくと震える。男の陰湿な責めに晒された彼女の秘所は、また簡単に限界に達してしまう。
「あっ、あっ、あっ……っ! んんんんんん──っ!」
三度目の絶頂に、葉月のからだは男の指に支配されているかのように跳ねさせられる。しかし、男は卑猥な笑みを浮かべたまま、彼女の秘所をいじる指の動きを弱めなかった。
「……っ、んんんんん……っ! も、もうやめてぇ……っ!」
絶頂させられたにもかかわらず、さらに快感を与えられて、葉月は気が遠くなりそうになってしまう。顔を真っ赤にしながら髪を振り乱して、葉月は男にそう懇願した。そんな葉月の様子も、男の嗜虐心を煽るだけで──生意気な少女を屈服させようと、男は葉月の秘所をいじめ続ける。そのせいで、葉月は──
「だ、だめぇ……っ! んああああっ……っ!」
またびくびくっとからだを震わせる。それと同時に、彼女の秘所から透明な液体が勢いよく噴き出した。
「あううぅぅぅぅぅぅ……っ!」
彼女の秘所から溢れたその生あたたかい液体は、ずりさげられた彼女のスポーツショーツや、コンクリートの床に飛び散った。狭い指導室に、彼女の潮の甘酸っぱい匂いが漂う。男はなおも彼女の秘所をいじくり続ける。
「も、もうやだぁ……っ、やめてぇ……っ! んんん……っ!」
男が彼女の秘所の弱点に触れるたび、彼女のからだはびくっと震えて、秘所からは液体が噴き出した。男はそれを面白がるように、何度もその弱点をつつき回す。葉月は男にされるがまま、甘い声を漏らしながらからだをくねらせる。
やがて、彼女の秘所から液体が出なくなると、男はやっとそこから指を抜いた。そして、熱い息を吐きながらうつむいている彼女に言う。
「へへ……ずいぶん派手にイったなあ。小便みたいに潮撒き散らしやがって。見ろよ、お前のマンコから出たいやらしい液の水溜まりだぞ」
男の言う通り、葉月の足元には彼女の秘所から出た液体が溜まっていた。男に何度も絶頂させられた上に、潮を吹いてしまう情けない姿まで見られて……恥ずかしさに涙が浮かんでくる。葉月には、もう男に反抗的な言葉を発する気力も残っていなかった。
男の辱めの言葉にもうつむいたままの彼女を、男は征服感に満ちた表情で見下ろす。快感で屈服させられた彼女の姿には、あの勝ち気なスポーツ少女の面影は一切なかった。