男の言葉に、葉月は奥歯を噛みしめる。男は無抵抗になった彼女の胸を、好き勝手に触りはじめた。男の手が、ユニフォームの上から彼女の小ぶりな胸を包み込み、大きさを確かめるように揉みはじめる。葉月は男の手を振り払いたい気持ちを必死に抑え込みながら、男の手つきに耐えた。
「へへ、胸を触られるのがそんなに嫌なのか。お前、もしかして貧乳なの気にしてるのか?」
「そ、そんなことない……っ!」
男が言うと、葉月は顔を赤らめて否定した。しかし、葉月のそんな反応は、言葉とは裏腹に男に彼女のコンプレックスを確信させてしまう。男は彼女のわずかなふくらみを弄びながら、葉月に言う。
「へへ、お前にもなかなか可愛いところあるんだなあ。こんなユニフォーム着て練習してたら目立つもんなあ。お前、一年の陸上部の中でも一番小さいんじゃないか?」
「……っ、うるさい……っ!」
葉月たちが着ている陸上部のセパレートユニフォームは、からだにぴったりと張りついているせいで、胸もおしりもラインがはっきりと出てしまう。ほかの一年生たちと練習をしている時に、彼女たちの姿を見てしまうと、葉月にはどうしてもそのことが気になってしまっていた。しかも、そのことを嫌いなコーチにからかわれて、葉月は悔しくてたまらなくなる。
男はそんな葉月にさらに羞恥を味わせようと、彼女のユニフォームの下に手を忍ばせた。
「へへ、ほら、貧乳おっぱい見せてみろ」
「や……っ!」
男は彼女のユニフォームをスポーツブラごと引っ張り上げる。葉月は両手を胸の前に当ててその部分を隠したが、彼女の弱みを握っている男はそれを許さなかった。
「おい、手どけろよ。言ったよなあ、抵抗するなって。何度も言わせるな」
「……っ」
男の言葉に、葉月は悔しげにうつむく。いつも劣等感を感じている小さな胸は、秘所と同じくらい恥ずかしい場所だった。それを男に見せないといけない……。それがどれほど嫌なことでも、彼女には男の命令を聞くほかなかった。
葉月が手をそっと下ろすと、彼女の小ぶりな胸と先っぽの小さな蕾があらわになる。
「へへへ……生意気なガキのくせになかなか可愛らしい乳じゃないか。乳首の色もまだ綺麗だな」
自分のからだのいちばんのコンプレックスを、男に見られてる──。その恥ずかしさに、葉月のからだが震えてしまう。男はそんな彼女の姿を愉しみながら、その小さなふくらみを直接触りはじめる。
「見た目通り揉みごたえは全くないけどなぁ。同じ一年なのに花井とは大違いだな」
男はそう言って、彼女のほんの少しだけ盛り上がった胸を、撫で回したりつまんだりする。男の手の動きに合わせて、彼女のわずかなふくらみはぐにぐにと形を変えさせられる。いちばん触られたくない場所を男に好き勝手にされ、抵抗することもできない……。葉月はこぶしをぎゅっと握りしめて、その屈辱に耐える。
男は彼女の未成熟なふくらみを堪能しながら、彼女をさらに追い込もうとする。
「あ……っ!」
男の太い指が、彼女の胸の先端にある小さな突起をきゅっとつまんだ。それだけで葉月のからだは電流に打たれたようにぴくっと震える。葉月のそんな反応に、男は舌なめずりをした。
「へへ、敏感だなあ。貧乳だからか?」
男は彼女の胸で遊ぶように、彼女の乳首を何度もつまみ上げた。葉月は男を睨みつけながら、からだの反応をなんとか抑え込もうとする。しかし、男がそこに触れるたびに、彼女は小さく吐息を漏らして、ぴくんとからだを跳ねさせてしまう。
「……っ、ん……っ! く……っ、ぁ……っ」
男にいじられるほど、葉月の胸の先端は少しずつ固くなってくる。男はその感触を楽しむように彼女の乳首をこね回しながら、葉月に言った。
「乳首固くなってきたなあ。もしかして感じてるのか?」
「……っ、あんたなんかにいじられて、感じるわけないでしょ……っ」
葉月は男を睨んでそう言った。嫌いな男にコンプレックスをもてあそばれてるのに、感じるはずなんかない……。葉月は否定したが、彼女のからだの反応を見ていた男にとっては、そんな彼女の言葉は強がりにしか聞こえなかった。
「へえ。じゃあこれはどうだ?」
そんな彼女の態度を突き崩すように、男は彼女の胸の先端に顔を寄せる。そして、小さなふくらみの上にちょこんと載っている桃色の蕾を口に含んだ。
「ひゃ……っ!?」
ぞくっとした感触が背筋を走り、葉月は甲高い声を上げてしまう。葉月はとっさに男からからだを離そうとしたが、男は彼女の細い腰をつかんでそれを許さなかった。そのまま男は彼女の乳首に吸い付き、音を立てて舐めしゃぶり始める。