「きゃっ!」
男子はつかんでいた腕を引っ張って無理やり立たせたかと思うと、いきなりあたしのからだを近くの机の上に突き飛ばした。この空き教室は、学校内で付き合ってるカップルたちにそういう目的で使われることが多いって聞いたことがあった。前に使った誰かがそのままにしていたからか、まるでベッドみたいに机はいくつか固めて置いてあって、あたしはその上におしりをつく。
「おっと、忘れるところだったな」
男子は制服のポケットからスマホを出して、なにか操作したあと、胸ポケットに入れた。
「ちゃんと撮っといてやるからよ。お前が処女膜破られるところも、俺にチンコ入れられて喘いでるところもなあ」
「……っ、や、やだ……っ!」
男子の胸ポケットから飛び出たカメラは、あたしの方を向いていて……あたしがめくれ上がったスカートとボタンを外されたブラウスを直そうとすると、男子はまた腕をつかんでくる。そして、あたしのからだを机に引き倒した。両腕を頭の上で押さえられてるせいで、あたしはからだを男子の前に無防備にさらすことになってしまう。
「紗倉のエロ動画じゃイマイチ興奮できねえからなあ。お前の動画なら、俺も他の男子もシコれるだろ?」
「……っ、最低……っ!」
あたしの動画を、他の男子にも見せるつもりなんだ……。やっぱり男子って、そんなことばっかり考えて……ほんとに気持ち悪い……。
「へへ、せいぜい情けない姿晒さないようにしろよ。さっきみたいなイキ顔見たら、男子は大喜びだろうからなあ」
「……っ」
男子にそんな顔を見られたのを思い出して、あたしは恥ずかしくなる。もしまたイっちゃったら、他の男子にもそれを見られちゃう……。そんなこと、考えただけでぞっとする。
もうあんな恥ずかしい姿は、絶対に見せない。あたしはそう思って、これから男子にされることに怯えそうになる気持ちを抑え込んだ。
「へへ……手始めに生乳でも見せてもらうか」
男子はあたしの腕を押さえたまま、あたしのブラにもう片方の手をかける。そして、待ちきれないように勢いよくブラをずらした。あたしのおっぱいは弾むように震えながら、ブラからこぼれる。
「卑猥な乳だなあ。生で見るとすごい迫力だ。乳首も処女らしい綺麗な色合いしてるじゃねえか」
「……っ、いや……っ!」
男子のいやらしい視線とスマホのカメラの前に、あたしのおっぱいが晒されてしまう。コンプレックスの大きな胸も、見られたくない先っぽも、全部見られて、しかも撮られるなんて……。隠そうと思っても、手は男子に押さえられていて、他に隠せるものなんて何もなかった。せめて顔だけでも撮られないようにと思って、あたしは顔を背ける。
「へへへ……」
さっきあんなに揉んだのにまだ満足していなかったのか、男子はまた手を伸ばしてくる。そして、画面の前であたしの姿を見る男子たちに見せびらかすように、あたしのおっぱいを揉み込み始める。あたしのおっぱいは男子の手の動きにあわせて、むにむに形を変えさせられてしまう。絞られていびつな形になったり、ぷるぷる震えさせられたりして……そんなあたしのおっぱいを見て、きっと男子は興奮するんだろうって思うと、とても悔しかった。
男子は鼻息を荒くしながら、あたしのおっぱいをおもちゃのようにもてあそんだあと、先っぽの敏感なところにも触れてくる。
「……っ、ん……っ!」
男子の指があたしの乳首をきゅっとつまんで、そのまますりすりと擦った。男子の無骨な手でいじられて、あたしはぴくっとからだを反応させてしまう。そんなふうに触られると、敏感なその部分はすぐに固くなって、立ってきてしまう。男子はそんなあたしの先っぽを観察するように、顔を寄せた。
「すぐ固くしやがって。よほど乳首いじられるのが好きらしいなあ」
「……っ」
そんなの好きなわけない。でも、そう男子に言っても、どうせもっと恥ずかしいことを言われるだけ……。あたしが言い返す気もなくして黙っていると、男子は目を疑うようなことをしてくる。
「な……っ、やめて……っ!」
男子はあたしのおっぱいの先っぽを口に含んだ。そして、キスするように唇で挟んでついばみはじめる。
「や……っ!」
そんな気持ち悪いことを我慢できるはずもなくて、あたしはせいいっぱいからだをよじって逃げようとする。でも、あたしが暴れようとするほど、男子があたしの腕を押さえる力が強くなって……男子の指が手首に痛いほど食い込んでくる。そのせいであたしの抵抗が弱くなると、男子は先っぽを吸い込み始めた。まるで、赤ちゃんがおっぱいを吸うときみたいに、ちゅぱちゅぱ音を立てながら……。
「や、やだ……っ! 」
こんなことをしてくるなんて、信じられない……! あまりにも気持ち悪くて、鳥肌が立つ。でも、こんなに気持ち悪いことをされてるのに、敏感な場所を刺激されてるからか、あたしのからだはぴくっと反応してしまって……こわばらせていた全身から、だんだん力が抜けてきてしまう。男子はそれを感じとったのか、あたしをもっと攻め立てるように、先っぽを吸ったまま舌で舐めあげた。
「ひゃ……っ! ん……っ、ああ……っ!」
敏感ないちばん先っぽのところをざらざらした舌に擦られて、喉の奥から声が滑り出る。男子はあたしを恥ずかしがらせるように、わざとじゅるじゅると唾液の音を響かせた。男子の思いどおり、あたしは顔を背けたまま耳まで真っ赤にする。
いつも男たちに見られて、気にしてる大きなおっぱい……。もしその視線の中に、こんなことをしてるのを妄想してる人がいるんだとしたら、とてつもなく恥ずかしくて……自分のこんな胸が、ますます嫌になる。
「ん……っ、ふあ……、んんぁ……っ!」
あたしがどれだけ恥ずかしい気持ちになっていても、男子は容赦なくあたしのおっぱいを舐め続けた。ずっとそんなことをされていると、触られてもいないあそこがまた濡れてくるような感じがして、あたしは脚をもじつかせてしまう。こぼれる声も、だんだん湿っぽくなってきてしまって……ほんとに感じてるみたいで、あたしは首を振ってその感覚に抗おうとする。
「あ……っ、ん……っ、あん……っ!」
男子は強めに吸ったあと、やっとあたしの乳首から口を離した。そして、あたしを見下ろしながら言う。
「へへ……美味かったぜ。お前も色っぽい声出して感じてたなぁ。ほら、乳首もピンピンに勃起してるぞ?」
「か、感じてなんか……っ、あうっ!」
あたしが否定する言葉を口にしようとすると、男子はあたしの先端を指で弾いて遮ってくる。もともと敏感な場所なのに、さっきまでいじられてたせいでよけいに感じやすくなってしまっていて、あたしは情けない声を漏らしてしまう。
男子はそんなあたしの姿を笑いながら、スマホを胸ポケットから出して、あたしの顔とおっぱいに近づけた。舐められていたあたしの先っぽは尖りきって、男子のよだれで濡れそぼっていて……男子にいじられてこんなふうにされたんだって思うと、すごく恥ずかしかった。