一人の男の子が、あたしに無理やりキスをする。
「ん……ちゅっ……」
息が続く限り舌を絡められ、そして息継ぎもままならないまま、またすぐにキスされる。それが終わると、あたしの顔のすぐ横に陰茎を持ってきて、頬や口の周りに擦り付けはじめる。あたしとのキスで興奮したのか、一度射精したのにまた固くなっていた。男の子の精子とあたしの体液でまだ濡れているそれは、あたしの肌に触れるたびにびくびくと蠢いていた。
他の男の子が、あたしのお腹の上に馬乗りになる。そしてまた固くなっている陰茎を、あたしの胸で挟み、乳房をたぷたぷと動かし始める。
「うおお、おっぱい気持ちいい!」
男の子は腰を前後に動かしながら、あたしの乳首に触れてきた。ぎゅっとつねられると、あたしはびくっとからだを震わせた。
「い、いたい……」
あたしが訴えると、男の子のものが胸の間でさらに硬さを増す。男の子はそれから執拗にあたしの乳首をいじってきた。あたしの反応は彼の嗜虐心を煽ってしまっていた。
「あん……んっ……」
もう一人の男の子は、あたしを見下ろしながら、顔や体をつま先で突いた。まずあたしのおへそのあたりを踏む。あたしが苦しげな表情を浮かべると、男の子はにやにや笑って脇腹を強めに蹴る。
「あうぅっ……」
あたしが痛みに涙目になると、男の子はあたしの口の近くに足の親指を持ってくる。あたしはもう蹴らないで、と男の子に媚びるように足の指を舐めた。男の子の勃った陰茎がびくびくと震えるのが見える。あたしを屈服させ、興奮しているみたいだった。
あたしに親指を舐めさせたあと、男の子はあたしの体を撫でるように足を動かし始めた。耳に親指をぐりぐりと入れられ、首筋をなぞられ、わきをつつかれる。あたしはその度に吐息を漏らす。そして足が秘所のあたりにくると、あたしのぐちゃぐちゃになったそこに親指が入ってくる。そして震わせるように動かした。
「あっ……やぁ……っ」
その刺激にあたしがびくびくと体を跳ねさせると、男の子はいろんな方向から同じことをした。またじんわりと愛液がにじんでくる。
「こないだAVでやってたやつやろうぜ!」
男の子が言った。あたしが何のことか分からずに不安になっていると、二人の男の子があたしの足を頭の後ろに持ち上げる。
「い、いやぁっ!」
秘所とおしりを隠せない、恥ずかしいポーズを取らされ、あたしは男の子たちから逃げ出そうとする。しかし腕と足を強い力で掴まれて、それも叶わない。
「まんぐり返しって言うらしいぜ」
男の子の一人が言う。男の子たちの興味と欲望に満ちた視線が、あたしに注がれる。男の子たちにこの姿勢を教えたアダルトビデオを呪いたい気持ちになる。
「すげえ、おまんこもおしりも全部見えてるぞ!」
正面の男の子が写真を撮り始めた。この写真もクラスの男の子たちと共有されるのかもしれない。顔を隠すこともできないあたしは、泣きそうになりながらぎゅっと目をつぶる。
「へへ……見ろよ、すげえ恥ずかしそうにしてるぞ」
「も、もう許して……」
懇願しても、嗜虐心と好奇心に火がついた男の子たちを止めることはできなかった。
「これがクリトリスか?」
右側であたしの足を抑えている男の子が、あたしの陰核を指で触ってくる。興味本位の触り方だったが、あたしはからだをびくっと反応させてしまう。男の子はあたしの様子を楽しみながら、その突起を指で擦ったり撫でたりした。
「んっ……んぅっ……!」
「また汁垂れてきたぞ!」
あたしの秘所はそれを快楽として受け取って、愛液を垂らし始める。もうやめてほしいのに、からだは男の子の興味をそそるような反応を返してしまう。
「喜んでるみたいだな。またおしりいじってやろうぜ!」
男の子の言葉に、あたしは慌てて言った。
「そ、それだけはやめて! おしりはいやなの……」
「でもお姉さん、嫌なことやられて喜ぶ『マゾ』なんでしょ?」
「ち、ちがう……っ」
それは海辺で男子たちに犯されたときに、彼らが男の子たちに言ったことだった。あたしはそんな変態じゃない──そう思っているのに、さっきおしりで絶頂させられたことが頭をよぎる。おしりをいじられて、恥ずかしくて、気持ちいいはずなんかないのに……あたしは──。
「嘘だ! さっきおしりいじられながらイってたもん」
「ち、ちがうの、あれは……」
あたしには反論できなかった。男の子はあたしが言葉に詰まると、自分の指を舐めてあたしのおしりに突き刺してくる。
「あっ……あぐっ……だ、だめぇ……」
「おしりの穴、ひくひくしてるぞ!」
男の子の指が、ずぶずぶと無遠慮に入ってくる。あたしは息が止まりそうな圧迫感を覚えて喘ぎ声を漏らした。男の子たちは嗜虐的な笑みを浮かべてあたしの顔を覗き込んでいる。
男の子は指を根本まで入れたかと思えば、中で折り曲げておしりの穴を広げるように動かした。あたしはからだの中で蠢く感触に翻弄される。
「こっちもいじるか」
「や、やめてぇ!」
脇の二人の男の子が、あたしの陰核と乳首に手を伸ばしてくる。あたしは首を振って拒んだが、男の子たちは聞く耳を持たない。あたしは敏感な場所と恥ずかしい場所を同時にいじられ、頭がおかしくなってしまいそうになる。
「あっ……ああっ……やだぁ……」
あたしの秘所がきゅっきゅっと小刻みに痙攣し始める。絶頂が近い証だった。男の子たちもあたしの様子からそれを感じ取ったのか、さらに手の動きを激しくした。
その動きに耐えられるような気力は、あたしにはもう残っていなかった。あたしはあられもない声を上げながら、男の子たちにイかされてしまう。
「ひゃうぅぅぅぅぅぅ────っ!!」
絶頂と同時に、あたしの秘所から液体が飛び散った。生あたたかい液体は、あたしの顔やからだに降りかかる。
「潮吹きしてるぞ!」
男の子たちに笑われながら、あたしはぐったりとした。二回も男の子たちにおしりでイかされ、あたしの心はもうぼろぼろだった。
あたしはそれから奴隷のように男の子たちのものを舐めたり、胸でしごいたりした。男の子たちはもう一度ずつ射精して、あたしの体や顔に精子をかけた。
男の子たちはそれでやっと気が済んだようで、あたしを解放した。あたしはシャワーもタオルも貸してもらえず、精液まみれの体で服を着て男の子の家から歩いて戻った。
性知識のほとんどないような小学生にさえ、嗜虐の対象として見られ、犯され、そして屈服させられてしまった──その証のような精液の匂いが、あたしの心を痛めつけた。