男のひとりがベンチに座り、ズボンを下ろして、立ったものを露出させる。あたしの胸を見て猥雑なことを言っていた男だった。あたしはその男の前にひざまずくように言われ、その通りにした。
男はあたしの顔にいきり立った性器を近づけ、頬にこすりつけてくる。あたしの嫌がる表情を楽しむように、さらにその先端を唇の端に触れさせる。口を閉じたまま、なされるがままにしていると、男はあたしの唇の上を滑らせた。強烈な雄の匂いが鼻を衝く。
「胸でしごけ」
「……っ」
あたしのからだを鑑賞し、嬲るだけでなく、奉仕まで要求してくる。屈辱に、自分のからだが震えるのを感じる。それでも、男の命令は絶対だった。この男は柚乃の動画を持っていないかもしれないが、あの男が連れてきたならそれも同然だ。
あたしは水着の肩ひもを外し、男のものを胸で挟んだ。熱くてかたい存在感を感じる。そのまま、男に言われたとおり、からだをゆすって男の肉棒をしごいた。
「なかなかうまいな」
念入りに塗り込まれたローションのおかげで、ぬるぬるとあたしの胸の間を行ったり来たりする。男への奉仕に一生懸命になっていると、別の男があたしのふとももを撫でてくる。余った二人はあたしのからだを愛撫するらしい。
「ん……ぁ……っ」
男の手があたしのおしりを撫で、秘所をくすぐる。もう一人の男は、あたしの背筋やわきを触った。寸止めで焦らされたからだは、ちいさな刺激でも敏感に受け取ってしまう。スクール水着の秘部に、どんどん恥ずかしい液が溢れ出しているのを感じる。
「おいおい、そんなんじゃいつまでたっても終わらないぞ」
なじる言葉にはっと我に返る。男への奉仕の手が止まっていた。
「もっとローションかけてやるよ」
「ひゃっ」
あたしの弱点である首筋にわざと冷たいローションを注がれ、びくっと反応してしまう。男はにやにやしながら、さらなる要求を突き付けてくる。
「しごきながら舐めろよ。舌を出してな」
屈辱的な行為を強要され、あたしは男を睨みつける。しかし、乳首をつねられ、痛みで強気な態度を崩される。
男に従って、胸でしごいては先端を舐めることを繰り返す。雄臭さに鼻を犯されながら、舌先に苦い味を覚えこまされる。男の肉棒がぴくりと跳ね、あたしの行為が男を満足させているらしいということがわかる。
「美沢の胸を好き勝手出来るなんてなあ。何度この胸でオナニーしたかわからねえよ」
「クラスの男子全員こいつでシコってるだろ」
笑い声とともに、下賤な会話が頭を上を飛ぶ。その間も、あたしは男への奉仕を辞めることを許されない。目の前の男に乳房の先端をいじられ、二人の男には身体中をいやらしい手つきで触られて、噛み殺せなかった喘ぎ声を漏らしながら、男のものを胸でしごく。
やがて、男の肉棒が膨らんでくるのがわかった。
「よし、出すぞっ」
「きゃっ」
あたしが舐めようとしたとき、先端から白濁した液体が飛び散った。魚臭い匂いが充満し、男の精液があたしの口元や胸を汚す。
「最悪……」
男は先端に精液の残った肉棒を、あたしの頬にこすりつけてくる。ようやく男への奉仕から解放され、床にへたりこんで呼吸をととのえる。水着は、ローションと汗と、あたしの秘所からあふれた液体で、どこもかしこもびしょ濡れだった。
疲れてぐったりするあたしを、男たちは乱暴にベンチに横たえた。二人目の男が立った男根を露出させる。今までのプレイは前戯にすぎない。いまから、あたしへの本格的な陵辱が始まるのだろう。
「待って、すこし休ませて」
あたしが言うと、男は顔をしかめる。しかし、すぐに何か思いついたような表情になって、「ああ、いいぞ」と言った。どうせろくでもないことだろう。
ベンチに横たえられたまま、胸を隠して、あたしは息を深く吸う。すると、突然首元にぞわぞわとした感触が走り、びくっとからだを反応させてしまう。
「やっぱいい反応だな」
男が望む反応を返してしまったことを悔しく思いながら、視線を向けると、男は手にひもを握っていた。その先に、親指ほどの大きさのピンクの物体がある。ローターだった。
別の男が、今度はローターをあたしのわきばらに沿って動かしはじめる。払いのけようとしても巧みにかわされる。身をよじっても逃れようのないじんわりした弱い快楽に、熱い吐息をこぼしてしまう。
「はぁ……ん……ふっ……」
反応しまいと思っていても、どうしても止められない。もう一人の男は、ローターをふとももに垂らし、そのまま秘所に近づけてくる。陰核を強く刺激されると絶頂が近づくのを感じるが、その瞬間にローターが離され、焦らされる。秘所からとめどなく熱い液体が流れ出すのを感じる。
「よし、そろそろ続けるか。欲しくなってきただろ?」
「だ、誰が……」
あたしが反抗的な目を向けると、男たちはにやりと笑った。