「スイッチオーン♪」
「……っ、あああぁっ……!」
秘所の奥まで入れられた器具が、鈍い音を立てて振動し始める。からだの中を直接揺さぶられるような刺激に、あたしは身悶えする。
「こ、これだめぇ……やめて……」
「えー、まだ一番弱いモードなんだけど。強くしちゃっおっと」
「いやぁ……っ!」
振動音が大きくなり、からだの中でバイブが暴れる。男子たちに奥まで犯された時に、陰茎で突かれて、無理やり感じさせられた場所──そこに絶え間なく振動を与えられ、からだをくねらせてしまう。振動を抑えようとしても、手足を縛られているせいで少しも逃げられない。
「見てくださーい。ポルチオ責めバイブで感じてる凪沙ちゃんでーす。またすぐイっちゃうんでしょうかー?」
もがくあたしの姿を録画しながら、女子が言う。秘所から垂れた愛液で、太ももも布団もびしょびしょになっていた。振動で膣をほぐされたせいか、太いバイブの苦しさはもう感じなかった。かわりに、脳を麻痺させるような快感が襲ってくる。
「ああっ……! だめぇ……っ」
憎い女子たちにおもちゃにされ、感じさせられる悔しさを味わいながら、あたしはまた絶頂してしまう。
「んんっ……んあっ……いや、ああああぁぁぁぁっ!!」
あたしは喘ぎ声を漏らしながら、からだをびくびくと痙攣させる。女子たちはあたしの反応に大袈裟に笑いながら、録画を続ける。
「はーい、凪沙ちゃんの2回目のイキ顔でーす。でも2回じゃ足りないと思うので、もっと強くしちゃいまーす♪」
絶頂したばかりなのに、振動を弱めるどころか逆に強くされてしまう。まだイかされた余韻が残っている膣に強い刺激を与えられ、あたしは叫び声を上げた。
「いやぁぁぁぁぁっ! もうやめてぇ……っ」
またあたしを飲み込もうとする絶頂の波を、必死に抑えようとする。しかし、女子はそれをあざ笑うようにあたしに新たな刺激を与えてくる。女子がリモコンを操作すると、おしりに入っていたビーズが震え始めた。
「ひあぁぁぁんっ!? そ、そこはだめぇっ!」
「あれー? もしかして、凪沙ちゃんおしりで感じちゃうの?」
「ち、ちがっ……んんっ、あああぁぁぁっ!」
あたしが否定しようとすると、女子は意地悪くおしりの振動を強くしてくる。おしりで感じるなんて変態みたいなことは嫌なのに、二箇所からの振動でからだの中がかき回されるような感じがして、それが強烈な快感になってあたしに襲いかかる。
膣への責めを耐えるのにせいいっぱいだったあたしが、おしりへの刺激に耐えられるはずもない。あたしはさっきイったばかりなのに、あたしはからだをのけぞらせてまた絶頂してしまう。
「ああっ……だめぇっ……ひゃ、いやあああああああぁ────っ!!」
あたしのからだは、深すぎる絶頂に制御できないほどびくびくと震える。
「はーい、またイッちゃいましたー。3回目でーす。みんなの憧れの凪沙ちゃんは、おしりで感じちゃう変態だったみたいですねー」
「ち、ちがうぅ……」
あたしは弱々しく首を振る。女子はやっとバイブの出力を下げ、息も絶え絶えのあたしを見下ろしながら言った。
「そろそろ謝る気になった? 今まで生意気言ってごめんなさいって」
「……っ」
女子の言葉に、あたしの心が揺らぐ。3回もイかされたせいで身体は限界だった。これ以上絶頂させられると思うと、泣き出しそうな気持ちになる。あたしは口を開きそうになった。
しかし、あたしはすぐに唇を噛む。葉月やほかの一年生の子たちが見ている前で、卑劣な三年生に謝って許しをこうようなことはできない。
「さっさと謝れば許してあげるのになあ。意地張っちゃって」
「ひゃうっ!」
横にいた女子が、無防備なあたしの乳首をぎゅっとつねる。あたしは情けない声を上げてしまう。それから女子はあたしの乳首で遊ぶように、指で何度も強く弾いた。
「あんっ、ああっ……い、いたい……っ」
あたしはそのたびに声を上げながら、からだを揺すって逃れようとするが、女子は的確にその場所に当ててくる。あたしは涙目になりながら、女子の指一本に弄ばれ続けた。
「うわー、痛そう。かわいそー」
女子たちは笑いながらその様子を眺めていたが、しばらくするとあたしに最初に謝るように言った女子が言う。
「はい時間切れー」
「ああああんっ……や、やだ……っ!」
女子は弱めていた振動を強くする。また膣の奥とおしりに刺激がもたらされ、あたしは声を上げる。
「まだ使ってない機能あるんだよねー」
その言葉に、あたしは身震いする。これ以上の責めを加えられたら、どうにかなってしまいそうだった。
「今からー、おまんことおしりをいじめたままー、クリちゃんもいじめたいと思いまーす!」
女子はカメラに向かって言う。そして、あたしの陰核に触ろうとしてきた。あたしが身を捩って避けようとすると、別の女子があたしを押さえつける。
「や、やめてっ!」
「だーめ。素直に謝らないあんたがいけないんだからね」
女子はあたしの陰核を露出させて、バイブの突起をかぶせた。そして女子がリモコンを操作すると、その突起が動き始める。
「ひゃんっ!? な、何これっ、こ、これやだぁっ!」
陰核が機械に吸い込まれるような感じがして、あたしはあられもない声を上げる。いままで男たちに散々指で弾かれたりしごかれたりして弄ばれてきた場所だったが、そのどれとも違う初めての刺激だった。クリトリス全体を同時に舐められているような感覚で、そこから激しい快感がもたらされる。
「だ、だめっ、吸わないでぇ……んんっ、やあああんっ!」
機械は吸い込むだけでなく、中で何かが動いて、包んだ陰核の先端を撫でるように触れてくる。あたしは暴れまわる快感を抑えようとするが、機械から与えられる刺激には歯が立たない。三回もイかされたのに、またからだの中に絶頂の予兆を感じる。
もうイきたくない──後輩たちに見られながら、卑怯な女子たちの手で、撮られながらなんて──。
しかし、機械はあたしの意思を無視して、秘所とおしりと陰核に凄絶な快感をもたらしてくる。あたしはなすすべなく、四回目の絶頂をさせられてしまう。
「ああんっ! やだぁ……いやぁっ、んんんっ、あああああああぁぁぁぁっ!!」
「四回目もすぐだったねー。でもまだ止めてあげなーい」
「そ、そんなぁ……っ、ひ、あああああっ! い、イった、イったからぁっ、もうやめてぇっ!」
あたしは叫びながら、身も世もなく悶える。絶頂しているのに強い刺激を続けられ、敏感になった秘所がバイブを何度も締め付けていた。
「や、やだぁっ! ま、またイっちゃうぅ……っ! イっちゃうからぁっ!」
「じゃあイっちゃえば?」
女子はあたしの懇願を無視し、振動を弱めようとしない。あたしはまたひときわ大きな快感の波に飲み込まれてしまう。
「ひっ……ゆ、ゆるひてぇ……っ! もう、やだぁっ、やあああぁぁぁぁぁっ!!」
あたしは五回目の絶頂を味わわされる。女子たちは、またけらけら笑ってあたしの顔や秘所を動画に収めていた。あたしは快楽に耐えるので精一杯で、顔を背けることもせず、涙とよだれにまみれた表情を撮られてしまう。
満足したのか、女子があたしの陰核を責めていた機械が止まった。腟内とおしりの機械は振動したままだが、あたしは一つ刺激が減ったことに安堵する。しかし、それもつかの間のことだった。