男は葉月の手錠をフックから外し、挿入したまま葉月の体を持ち上げて便器の上に座った。葉月は手を縛られたまま男の膝に向かい合って座るような形になる。
葉月は男の背後、自分の正面にカメラが置いてあるのを見て、腕で胸を隠した。男は葉月の恥じらいにニヤニヤ笑いながら、葉月の手を簡単に引き剥がし、頭の後ろで組ませる。そして「隠すな」と命令した。
「あぅ……」
凪沙と自分の動画という弱みを握られている上に、男に半ば屈服させられた葉月には、男の命令に背くことはできない。葉月はコンプレックスの小さい胸や、わきやへそをさらけ出したままの姿で、男の視線とカメラに晒される羞恥に耐える。
「んー、たまらない匂いだ……」
男は葉月の首筋に顔を近づけ、鼻を鳴らす。男に責められ絶頂させられたせいで、葉月の髪や肌からは、思春期の少女らしい甘い匂いが立ち上っていた。男の陰茎が葉月の秘所の中でびくびくと蠢き、硬さを増す。男が自分の匂いに興奮していることが分かり、葉月は余計に恥ずかしくなる。
「いつまでも放心してないで、動け」
「う、動く……?」
葉月は男の言葉の意味が分からず、聞き返す。男は彼女の純粋さをあざ笑うように言った。
「そんなことも知らないのか? まんこでおちんちんをシコシコするように体を動かすんだよ」
「……っ!」
男のあけすけな説明に葉月は頬を染める。しかし葉月には男に従う以外の選択肢はない。彼女は手を上に組んだまま、男の膝の上でゆっくり上下運動を繰り返す。
「あっ……んっ……はっ……」
(うぅ……ボクは犯されてるのに……これじゃまるでボクがえっちなことしたがってるみたい)
男のものが敏感な場所に触れるたび、葉月は湿った吐息を漏らす。葉月の小さな胸が彼女の体の震えに合わせて揺れていた。男は彼女の胸に手を添わせ、じっくり撫で回したあと、乳首をつまんだ。
「んっ……!」
その刺激に呼応するように葉月の秘所は男のものを締め付け、愛液を絡ませる。葉月の乳首は男の手慰みに、再び固く尖らされてしまう。
男は息を荒げて男のものに奉仕する葉月の背中に手を回し、唇に口をつけた。そのまま葉月の口の中に舌をねじ込み、彼女の舌と絡ませた。葉月は首を振って逃れようとしたが、男に頭を後ろから抑えられて叶わない。
「んちゅ……はっ……ちゅっ……」
男は葉月の胸を弄びながら、彼女の口の中を舐め回す。唾液が絡まり、淫靡な音が響く。タバコ臭い男の舌に口内を犯されるおぞましい感触を、葉月は泣きそうになりながら必死に受け入れた。
(ボク、初めてなのに……)
「んんっ……! あっ……!」
キスをしたまま、男は彼女のへそを軽く引っ掻く。その感触に、葉月はまた新たな愛液がとろりと秘所を垂れるのを感じる。男に唇を塞がれているせいで喘ぎ声を隠すこともできず、葉月は男の膝の上で悶えた。
男が葉月の唇を離す。葉月の唇の端からは、入り混じった唾液が垂れていた。葉月は口の中に溜まった唾液を、無意識に飲み込んでしまう。
「動きが止まってるぞ。ちゃんと動け」
「は、はい……」
葉月は体を上下にゆすり、男のものへの奉仕を再開した。次第に従順になる葉月に、男は笑みを深くする。
「葉月ちゃんはマゾの素質があるねえ。凪沙ちゃんと同じだ」
「そ、そんなこと……ひゃう……っ!」
葉月が反論の言葉を口にしようとすると、男はさらけ出された彼女のわきを引っ掻いて悶えさせる。自分だけでなく凪沙までバカにする男に言葉ですら反抗できない無力さに、葉月は情けない思いに駆られる。
「どれくらいオナニーするんだい?」
「……っ」
葉月が答えないでいると、男は彼女の乳首を強くつねった。
「きゃう……っ!」
葉月は痛みとじんわりとした快感に、子犬のような声を出してしまう。葉月はうつむいて答えた。
「つ、月に3、4回……」
「嘘つくな!」
「きゃうううっ!」
男は葉月のお尻を勢いよく叩く。派手な音が鳴り、葉月は痛みに涙をこぼした。
「月に3回しかしないのに処女膜破るわけ無いだろ?」
男は彼女の乳首を指で弾きながら言った。葉月はその刺激に体を震わせながら、必死に答える。
「ま、毎日してますっ」
自慰行為の回数が多いことも葉月にとってはコンプレックスの一つだった。男はそんな葉月の恥ずかしさを見透かしたようにあざ笑う。
「へえ。ずいぶんエッチなんだね」
「ち、ちが……ボクは……ひゃうっ!」
葉月の否定の言葉も、男に乳首を弾かれて遮られてしまう。
「そ、それやめてぇ……」
男は葉月の言葉を無視して、さらに辱めの言葉を投げかける。
「いつも何を見てオナニーするんだ?」
葉月は顔を赤くして、男に情けを求めるように首を振った。男は許さず、葉月の尖りきった先端を何度も指で弾いた。葉月は男の膝の上で腰を振りながら体を跳ねさせる。
「え、えっちなビデオです……っ」
「ふうん。どんなビデオだい?」
「……っ」
葉月が言いよどむと、男はまた片手を上げた。また叩かれる痛みを想像し、葉月は震える声で答えた。
「お、女の子が痴漢されてる、えっちなビデオですっ」
葉月の答えに、男は笑いながら問いかける。
「へえ。痴漢もののAVねえ……もしかして凪沙ちゃんのビデオも見ながらオナニーしたのかい?」
「も、もう許してぇ……」
葉月は顔を真っ赤にして男に訴える。誰にも知られたことのない性癖を暴かれ、あこがれの先輩をオナニーのネタにしたことさえ認めてしまったら──。
葉月が答えないのを見て、男は手を振り上げる。葉月は身をすくませて小さな声で言った。
「そ、そうです……先輩が痴漢されてるビデオ見ながらオナニーしました……っ」
葉月の答えに男は高笑いする。
「先輩がひどいことされてるビデオでオナニーするなんて最低だねえ」
「あううっ!」
男は腰を跳ね上げた。その刺激に耐えきれず、葉月は男に倒れかかってしまう。男は葉月の秘所を何度も乱暴に突いた。
「あんっ! んっ、んっ、あん……っ」
男のものが膣内で暴れまわる刺激に、葉月は甘い声を漏らす。男は葉月の小さな胸を揉みしだきながら乳首を引っ掻き、葉月にさらなる快感を与える。
「あうぅぅ……やめてぇ……」
「やめて、じゃないだろ? 毎日オナニーしてるような変態なんだから」
「そ、そんな……ボクは……ああんっ!」
男は手つかずにしていた葉月の陰核に愛液を塗り、軽く扱く。葉月は新たな快感に身を捩って反応する。
「先輩を犯した男を見つけるとか言いながら、本当はただ痴漢されたかっただけなんだろ?」
葉月は弱々しく首を振るが、男には最初から葉月の答えが分かっているかのように葉月を苛んだ。彼女の陰核を指で弾き、葉月に強烈な快楽を与える。
「ひゃうううううう────っ!」
強すぎる刺激に葉月は体を仰け反らせ、嬌声を上げる。
「痴漢されたくて露出狂みたいな服着て電車乗ってたんだろ?」
「きゃうっ! そ、そうですっ! 痴漢されたかったですっ!」
男が陰核を弾きながら尋ねると、葉月はよだれを垂らして必死にそう答えた。
「痴漢されて電車内でイカされて嬉しかったんだな?」
「は、はい……嬉しかったです……」
「そんな変態にはお仕置きしないとなあ。中出しでな」
男はそう言うと腰の動きを速める。葉月の体は男の膝の上で踊らされるように跳ねる。
「な、中はだめぇ……に、妊娠しちゃう……」
男の言葉に葉月はうわ言のようにそう言った。男は聞く耳を持たず、膣に陰茎を擦り続けた。
「まだ自分の立場がわかってないみたいだな」
「きゃうううっ!」
男は葉月のお尻を再び勢いよく叩いた。葉月は悲鳴を上げ、涙をぼろぼろ流す。
「ご、ごめんなさい! 中に出してください……っ!」
痴漢に与えられる快感と痛みに屈服させられ、葉月はそう言った。男はその言葉ににやりと笑い、葉月の陰核を責める。
「中出しでイカせてやるからな!」
「は、はい……! あ、あんっ、あんっ、んっ……!」
男は葉月の膣を激しく突きながら、小さく震える胸を弄び、陰核を弾く。葉月の張り詰めた絶頂の糸は、その刺激にはち切れそうになっていた。
「い、イッちゃうっ……や、やだぁ……っ」
「よし、出すぞ!」
男はひときわ激しく動き、葉月の膣内の最奥にまで挿入して射精した。男の熱い精液が勢いよく流れ込んでくる感覚と、陰核と乳首に与えられる激しい刺激に、葉月は何度めか分からない絶頂を味わわされる。
「だ、だめぇ……っ、きゃううううううううううぅぅぅぅ────っ!」
葉月はあられもない声を上げて喉を反り返らせ、男の膝の上で体を痙攣させた。深く長い絶頂の間に、葉月の膣は何度も収縮して男の精液を飲み込んでいく。見ず知らずの男の体液が体の中に入ってくる感覚に、葉月は熱い吐息を漏らす。
葉月は絶頂の余韻に、指一本動かすこともできず、男にもたれかかって体を震わせた。男は彼女の胸を弄びながら、彼女の唇にキスをする。葉月は男と自分の唇が立てる湿った音を聞きながら、男の舌を受け入れ、口づけを返す。男に屈服させられたことを認めるように。