もうそのことを言われたくないのに、男子はあたしにもっとひどい命令をしてくる。あそこなんて、女子にも……一緒に暮らしてる柚乃にさえ、ほとんど見られたことないのに……。そんな場所を、いやらしい目で見てくる男子に見せるなんてすごく嫌だった。でも……もし柚乃が同じようなことを命令されて、恥ずかしい思いをしてるのを想像すると、胸が苦しくて……あたしが言うことを聞かなくちゃって思う。
あたしは両手をスカートから離して、ブラと合わせたパステルブルーのショーツの端に指をかけた。そして、そのまま太ももに沿ってそっと下ろす。濡れているせいで、クロッチのところが少しあそこに張り付いていた。
「脱いでよこせ」
「……っ」
膝のあたりまでショーツを下ろすと、男子は楽しげにそれを見ながら言った。あそこが見えないように隠しながら、足からショーツを抜き取ると、男子はそれを奪い取った。そして、クロッチのところを広げてしげしげと眺めはじめる。
「チッ、そんなに汚れてなくてつまんねえな。マン汁はべっとり付いてるけどな。見ろよ、お前のまんこが垂らした恥ずかしい液だぞ」
男子はそう言いながら、透明な液体のついた部分を広げて見せてくる。そんなの見たいはずがなくて、あたしは目をそらした。すると、男子はそれを自分の顔の近くに持っていって、スンスンと鼻を鳴らす。
「い、いや……っ! そんなの嗅がないでっ!」
あたしが大きな声で言っても、男子はやめようとしなかった。今日ずっと履いてた下着を嗅がれるなんて、ほんとに最悪だった。しばらく堪能するように嗅いだあと、あたしを恥ずかしがらせようとするみたいに言う。
「まんこのメス臭い匂いが染み付いてるなあ。小便みたいな匂いもするぞ」
「……っ」
自分のあそこの匂いを嗅がれてるみたいで、あたしは顔を真っ赤にしてしまう。男子はあたしの恥ずかしがる姿をニヤニヤ笑って見ながら、追い打ちをかけるように言ってくる。
「へへ……ほら、早くまんこ見せろよ」
あたしはもうこんなに恥ずかしい思いをしてるのに、まだ男子に従わないといけない……。悔しい気持ちを我慢しながら、あたしはスカートの端をまたつまんで、そっと引き上げた。
「……っ」
男子の前で、あそこを出しちゃってる……。
男子は舐め回すような視線をあたしのあそこに注いでくる。シワができてしまうことも忘れて、スカートを握る手に力が入ってしまう。あそこをこんなにまじまじ見られたことは、人生で一度もなかった。
「へへ……なかなかエロいまんこしてるじゃねえか。やっぱり身体触られてまんこビショビショにしてたんだな。ピンクのひだがいやらしい液で濡れ濡れだぞ」
男子はあたしのあそこを見ながら、そんな下品な言葉を口にする。あたしはうつむいて、その言葉に耳を貸さないようにしていたけど、そう意識すればするほどその言葉のことを考えてしまって……恥ずかしさと情けなさで、からだがわなわな震えてしまう。でも、男子はあそこを眺めるのをやめなかった。
「マン毛はもう生えてるのか。ちゃんと処理してるなあ。でもこの毛は余計だな。性奴隷はツルツルじゃねえとな」
男子はあたしのあそこの毛を指で弄びながら、そう言ってくる。あたしは性奴隷なんかじゃない……。そう思ったけど、その言葉をぐっとこらえる。早くこの時間を終わらせないと……。
「へへ、おい、また濡れてきてるぞ。まさか、まんこ見られて感じてるんじゃないだろうな?」
「ち、ちが……っ!」
あたしがスカートを下ろして隠そうとすると、男子はあたしの両手をまとめて持ってスカートから離させた。そして、スカートの裾をウエストのところに差し込んで、隠せないようにしてくる。しかも、あたしが校庭に向けてるおしりの方にも同じことをしてきて……あたしはおへそのところくらいまでスカートを上げてるせいで、あたしの腰から下を隠すものは、もう何もなくなってしまう。これじゃ、校庭の方からおしりが見えちゃう……。
「ちょっと……、戻してよ……! 見られたらどうするの……っ」
「へへ……駄目に決まってるだろ? 隠そうとした罰だからな。まあ、見られて感じる変態のお前にとってはご褒美か。どうせ電車内でも教室でも、エロい乳と脚、視姦されて悦んでるんだろ?」
「ちがうって言ってるでしょ……! あたしはそんな変態じゃないっ」
「へえ。じゃあこれはどういうことだ?」
男子はあたしのあそこをそっと人差し指と薬指で撫でて、あたしに見せてくる。男子の二本の指の先には、あたしのあそこからこぼれた液体がついていた。男子が指を広げると、その間にたらりと糸を引く。
「……っ、そ、そんなの知らない……」
あたしは視線をそらして、そう言った。ほんとに感じてなんかないのに、あたしのあそこからはいやらしい液体がこぼれてしまっていて……触られたわけでもないから、何も言い訳できない。あたしは自分のからだがおかしくなっちゃったんじゃないかと思ってしまう。
「へへ、大人しくしてろよ」
男子はそう言いながら、あたしのあそこに薬指を入れてくる。
「いや……っ!」
誰にも触られたことがない──自分でしか触ったことのないような場所に、嫌いな男子の指を入れられるなんて、信じられない……。手首をつかまれたままのあたしは、腰を引いて逃げようとする。でも、すぐに窓ガラスにおしりがついて、逃げられなくなってしまって……あたしはあそこに異物が入ってくる気持ち悪さに、歯を食いしばって耐えた。
「……っ、ぅ……っ」
あそこを濡らされたせいで、男子の指は簡単に入ってきてしまう。あたしがからだをこわばらせていると、あたしの中のものに男子の指が触れる。男子はその感触を探るように、べたべたとそれを触ったあと、ニンマリと笑った。
「おいおい、まさかお前、処女なのか?」
「……っ」