女子たちはこっちには来なかったけど、また誰か来るかもしれない。それに、あいかわらず校庭からは振り向けば見えてしまう。わたしは男子の命令を聞いて、また秘所をいじり始める。
「ん……ふっ……あっ……んん……っ」
さっきの男子の胸へのいじめで、わたしはほとんど絶頂しそうになっていた。このまま秘所をいじりつづければ、すぐに終わらせられる──そう思っていたけど、一度無理やり抑え込んだせいか、うまく気持ちよさを取り戻すことができなかった。
早くイきたいのに、秘所をいじり始めたときみたいに気持ちよくなれない。こんなふうにずっといじり続けてもイけないかもしれない……。焦れば焦るほど、気持ちよさから遠ざかってしまう。
どうしたら気持ちよくなれるんだろう……。
ぼやけた頭で必死に考える。そして、さっき男子にされたことを思い出した。自分であんなふうにおっぱいをいじったら気持ちよくなれるかもしれない。
わたしはよだれのついた左手を口から離し、自分のおっぱいを触り始める。コンプレックスの小さい胸をもみながら、親指で先端を撫でた。男子にいじられたせいで、乳首は固くなっていた。ちょっとだけ気持ちよさは感じるけど、こんなのじゃ全然足りない。もっと強く刺激しないと──。わたしは自分の乳首をきゅっとつまむ。
「んんっ!」
ぴりぴりした快感がからだに走る。秘所からまた蜜がとろりと垂れてくる。こ、これ、すごく気持ちいい……。
「ん……っ、んああっ……! あ……っ、んん……っ!」
わたしは何度も自分の乳首を触りながら、膣の中の敏感な場所をつついた。からだに快感の波が襲ってくるたび、もっと気持ちよくなりたいと思ってしまう。おっぱいをいじる手は、最初はやさしくつまむくらいだったのに、だんだん強く刺激するようになっていた。
「きゃう……っ!」
無意識に乳首をつねってしまい、痛みに声が漏れる。でも痛みが引いたあと、これまで感じたことがないような気持ちよさが押し寄せてくる。痛いのが気持ちいいなんて、そんなわけないのに……。それなのに、わたしはほとんどイきそうになってしまう。
「あ、ああんっ……、こ、これ、だめ……っ!」
わたしは何度も乳首をぎゅっとつねる。涙目になりながら、痛みのあとの甘い感じを追い求めた。そして、ひときわ強い痛みを感じたとき、わたしは──。
「あんんっ! ん、んんんん──────っ!」
頭の中が真っ白になるような気持ちよさが突き抜ける。わたしはからだをのけぞらせながら、びくびくと震えた。秘所からは手で塞ぎきれない勢いで液体が飛び出して、机や床を汚した。
「はぁ……はぁ……っ」
わたしは肩で息をしながら、ぐったりする。心臓がどくどくして、目の前が涙でぼやける。裸でおっぱいもあそこもさらけ出してるのに、そんなことも忘れて、わたしは机の上に足を投げ出してしまっていた。
「派手にイッたなあ。気持ちよかったか?」
男子はわたしにスマホを向けたままそう言った。スマホ……? わたしはそこではっとする。わたしのこんな姿も、撮られて……。
わたしは慌てておっぱいと秘所を隠した。そして、窓の外に目をやる。すると、校庭に立っていた一人の男子生徒と目が合う。
「きゃっ……!」
わたしは転がるように机から降り、カーテンに隠れる。み、見られた……?
「どうかしたか?」
男子は何があったかわかっているのだろう、にやけながらわたしに尋ねてくる。
「だ、誰か見てる……っ」
「へえ、それは良かったなあ。お前恥ずかしいの大好きだもんな」
「ち、ちがう……!」
わたしは男子に言ったが、男子は悠然とスマホをしまい、立ち上がった。
「まあ今日はこれぐらいにしといてやるよ。お前のオナニー、クラスの男子に見せといてやるからな」
「……っ、や、やだ……」
男子はわたしの言葉を無視して、教室を後にする。わたしは一人になった空き教室で、床に崩れ落ちた。裸の動画を撮られて、恥ずかしいことをさせられて、それに……オナニーで気持ちよくなってしまった。知らない子にも裸を見られて、もしかしたらオナニーしてるところも見られていたかもしれない……。
恥ずかしさで泣き出しそうになってしまう。でも……凪沙ちゃんがわたしのせいでこんなことをさせられるよりも、わたしが恥ずかしいことをするほうがずっとまし──。わたしは涙を拭って、制服を探した。