【葉月・羞恥痴漢 #06】痴漢に屈服させられて……

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 男はしばらく彼女の口内を味わっていたが、やがて唇を離した。そして葉月の膣内から陰茎を抜き、力ない彼女の体を軽々と持ち上げて、今度は膝の上に逆向きに座らせた。そしてスマホを取り出し、内側についたカメラで彼女の裸体を撮影し始める。スマホの画面には、男に犯され、快感を味わわされた葉月の表情と体が映し出されていた。

「足を立てて股を開け」

 男に命令され、葉月は男の膝の上で股を開く。スマホのカメラは葉月の秘所の方に向き、じっくりと撮影する。精液と愛液で濡れそぼり、興奮するようにひくひくと蠢く秘所が男のスマホの画面に映し出され、葉月は反射的に隠そうとしてしまう。

「あぅ……」

 男は手錠をかけたままの葉月の手を頭の後ろに回し、隠すな、と命令した。葉月には男の命令に背くことはできない。男のカメラは葉月の羞恥に染まった顔と秘所を捉え、記録し続ける。男が空いた方の手で葉月の秘裂を広げると、葉月の膣内が奥の方までカメラに晒される。秘所は男に出された精液を飲み込むように、いやらしく蠕動していた。

「いやぁ……っ」

 男の精液はゆっくり時間をかけて葉月の膣内を伝い、たらりと垂れる。男はその様子を撮影し終えると、葉月の秘所に指を入れて精液を内壁に塗りたくった。そしてその指を葉月の口の中に突っ込み舐めさせる。

「んちゅ……れろ……ちゅっ……」

 葉月が舐めている間、男は葉月の小さな胸を弄び、わざと手を付けていなかった右のわきに鼻を寄せた。何度も絶頂を味わわされるうちに、葉月のそこは最初よりもずっと甘い、男を誘うような匂いを立たせていた。男はその匂いを堪能したあと、舌をつけて隅から隅まで舐めつくす。葉月は体をびくりと反応させるが、抵抗するような気力は残っていなかった。なされるがまま、葉月は男に体を差し出した。

 やがて葉月のわきが男の唾液でぬめぬめと光るほどになると、男は葉月の手錠を外した。彼女を膝から下ろし、目の前にひざまづかせる。そして男はスマホの画面を見せた。

「あ……せ、先輩……」

 それは凪沙の動画の葉月がまだ見たことのない部分だった。動画の凪沙は今の葉月と同じように、頬を上気させ気だるげな表情を浮かべている。そして男の陰茎を、自分の胸を道具にして扱いていた。普段の凛とした彼女からは想像もつかないような姿だった。凪沙も男にこんなふうにして快楽を味わわされ、屈服させられたのだ、と葉月には分かってしまう。

「ほら、パイズリしろ」

「うぅ……」

 葉月は男の勃起したままの陰茎に、胸を押し当てる。そして見よう見まねで自分の胸を寄せ、男のものを扱く。

「ん……ん……っ」

 葉月の貧相な胸では、凪沙のように男のものを包み込むことができない。葉月はみじめな気持ちになりながら、男のものを満足させようと必死に動いた。

「全然気持ちよくないな」

 男は奴隷に罰を与えるように、葉月の裸の腹を靴先で強く蹴る。葉月に息が止まりそうな衝撃が走り、うめき声を出した。

「あぐっ……ご、ごめんなさい……っ、おっぱい小さくて……」

 コンプレックスを散々馬鹿にされ、弄ばれた上に、謝らされてしまう──葉月は泣きそうになる。動画の中では、男が凪沙の胸の谷間で射精し、凪沙はその精液を猫が毛づくろいをするときのように舐め取っていた。それが終わると別の男が凪沙に陰茎を持って近づき、凪沙はそれを口に含んだ。

「ちゃんと満足させろよ。性奴隷の仕事だろ?」

 男は葉月にそう言う。葉月は凪沙が口に陰茎を含んでいるのを見て、男に言った。

「く、口でします……」

「ああ、いいぞ」

 男はニヤリと笑う。葉月は精液と愛液で汚れた男の陰茎をおずおずと咥えた。据えた匂いが口いっぱいに広がり、頭が朦朧とする。

 葉月は凪沙の動画を見ながら、同じように男の陰茎に奉仕する。男のものをまんべんなく舌で舐め、唾液を塗りつける。男の陰茎は葉月の口の中で硬さを増し、生き物のようにひくひくと蠢いた。

「んちゅ……はむ……ちゅ……」

 いやらしい音を立て、よだれを垂らしながら夢中で奉仕する葉月を、男はカメラで撮影しながら言った。

「なかなか上手いぞ」

 やがて葉月は舌に、さっきまでと違う味を感じるようになる。男の陰茎の先端から、先走りの液体が出ていた。葉月はそれを丁寧に舐め取り、自分の唾液に混ぜて飲み込む。

 動画では凪沙が口をすぼめて頭を振り、男のものを射精させていた。凪沙は男に出された精液を、一度口を開いて男に見せてから、飲み込んだ。

「そろそろ出そうだ」

 男が言う。葉月は凪沙がやっていたのと同じように、口をすぼめ、男のものを刺激する。

 やがて男のものが膨らみ、葉月にも男が射精しそうになっていることが分かる。男は射精する直前に葉月の口から陰茎を抜いた。

「ひゃっ!?」

 男は葉月の顔に精液をかける。熱い液体が降り注ぎ、葉月は思わず声を上げる。そのまま男は葉月の体にも精液をかけた。葉月の活発そうな顔立ちと白い肌が、男の精液で汚されていく。葉月の小さな胸も、自慢のお腹も男によって征服の証を付けられていた。

 男は射精を終えると、精液と唾液で汚れた陰茎を葉月の頬に当て、残った精液を擦り付けた。

 男は精液を舐めとるように葉月に命令した。葉月は自分の体についた液体を指ですくって舐める。男は一部始終をカメラに収め、満足げに録画を終了した。

「なかなかいい動画が撮れたよ。凪沙ちゃんほどとはいかないけど、結構売れそうだ。世の中には貧乳が好みの人もたくさんいるからね」

 葉月はそっと目を伏せる。自分の恥ずかしい裸やレイプの動画が男たちに買われ、性欲のはけ口になる──そう考えると、泣きたい気持ちになる。

「──まあこれで終わりじゃないけどね。また呼び出していっぱい撮影させてもらうよ。今度は凪沙ちゃんと一緒にヤッてもいいねぇ。この写真はその時まで預かっておくね」

 葉月は男の言葉にドキリとする。男は葉月と凪沙のツーショット写真をポケットに収め、トイレの個室から出ていった。

 葉月は床にへたりこんだまま、体を抱いた。また男に乱暴される──そう考えると、葉月は怖い思いと同時に、体が疼くのを感じた。男に痴漢され、犯されて喜んでしまう自分の肉欲の浅ましさに、葉月の目から涙がこぼれ落ちた。

(終)

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